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  • 2017.03.10 Friday

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    トランスランタオ100k

    • 2017.03.10 Friday
    • 19:48
    3月8日 今年3度目の香港へ。
    香港トレイルで、最もきついと言われるトランスランタオ100k。

    1月のウルトラトレイルワールドシリーズのVibramHK100では、 終盤にリバースアンド第失速で無念のレースだったので、今回の目標は リバースしない。80kmからプッシュできる ネガテイブスプリット。

    トランスランタオは香港の中でも最も野生の自然が残る島で、階段や舗装路が少ない。
    中でもランタオピークは海から935mまで一気に駆け上がる難所となる


    ツアーホテル前には路面電車が行き交う

    ランタオ島にはフェリーで移動


    シルバーマインビーチ



    魚がいっぱい


    大会前はお粥と

    ワンタン麺カーボローディング

    2017神奈川マラソン ハーフ

    • 2017.02.05 Sunday
    • 13:30
    1週間前の川崎月例は39分04の絶望的ワースト記録を樹立。

    落ち続けるロードのタイムに、モチベーションも下がり、成長を諦めかけていた。

    先週10kmでさえ3分台がキープできず、4分台でなんとかゴールした経緯から、完全にビビリモードで、スタートからすぐに3分55で入ると決めていた。


    スタートで並んでいると、以前こどもの国マラソンでトップ10争いをした Tさんと再会し、レース談義に花が咲く。おかげで変にプレッシャーもなく、スタートを迎えた。

    どうせPBなんて、出やしない、ワースト記録だけ逃れよう、そんな弱気なスタートだった。

    いつもなら気合で3分40ぐらいで突っ込むが、スタートの人混みが落ち着いたら、すぐに3分55、4分まで抑えた。km4で通せば1時間24分台には収まる。
    それぐらいの気持ちで、余裕を持って入った。

    すると!すぐ後ろからなんと せーきちさんあらわる!
    私の一番昔からのブロ友さん。
    私が初めてできたラン友さんだ。

    その当時からずーっと、お互いサイドバイサイドのバトルを繰り広げて来た。
    2年前もラスト2kmまでサイドバイサイド、僅差でお互いPBを出した。

    私のハーフのPBはその時の1時間22分台。

    だが昨年から仕事でウルトラ系80〜100kmの大会が増え、スピードは失われていった。
    今年は3回横浜月例20kmに挑んだが、全て15kmあたりで失速しワースト記録の連続だった。
    ロードはここまでほとんどうまくいっていない。

    なのでものすごく慎重なレースを展開した。

    ペースはとにかく3分55で刻む。少しきついと思ったらすぐに4分へ落とし、余力を残すことを意識。ピッチ走法で呼吸と腹筋、腕振りだけで足を前に出す意識を心がけた。

    とにかく潰れないように。そこだけに集中。

    しかし、入りを抑えたおかげか、7kmぐらいから体が動き出し、気がつくと3分45とかに入るようになり始める。
    すぐに緩めて3分50に落とす。
    落とすとなんか楽だ。
    ん?今日は体が動くなあ〜

    そう思い始めていた。
    せーきちさんは自分の約150mぐらい前を行っていた。
    私の集団は綺麗に3分55で進んでいたが、折り返してからどうしても遅いと感じ、集団から抜け出し始める。

    ペースダウンするランナーをひたすら抜き続け、おそらく3分50ペースぐらいの一つ前の集団を追う。

    そのグループの前の方にせーきちさんが見えている。少しずつ、距離が詰まって行く。
    15kmあたりてSTCのなんとかブーストと言う、悪魔のジェルと噂されるジェルを飲む。

    非常に高価なジェルだが、ラスト約15-30分、ミラクルな追い込みが効くと噂されているジェルだ。
    しかし、ジェルを一滴残らず飲もうと、頑張ってチューチューしたら呼吸が不足してすごい苦しくなった!!

    一旦呼吸を落ち着かせ、またじわじわと追い上げる。
    ついに前の集団を捉え、次々に抜かすがせーきちさんもペースを上げている。
    ラスト3.5km最後の折り返しでせーきちさんにサイン。お互いの健闘を讃える。
    折り返して、最後のスロットルを開ける。腕をしっかり振り、腹筋出足を前に。かなりきつくなって来たが、まだ垂れてはいない。
    じわりじわりと、せーきちさんに迫るも、せーきちさんもナイス粘り。お互いペースダウンするランナーをどんどん抜かしながら順位を上げて行く、ラスト1.5kmついにせーきちさんの背中を捉える。

    しかし、追いつくのにかなり消耗。イエローランプが灯り、一旦せーきちさんの背後で呼吸を整える。
    ゴールに向かい左折すると、最後の長い直線へ入るところで、わずかに登る。ここで満を辞してスパート!
    行くぜ!せーきちさん!
    グワッと上げたつもりだがピッタリつかれた。自分も思ったほど余力が無く、一度スロットルを戻す。
    そしてまさにサイドバイサイド、ラスト1kmの勝負へ。

    ラスト1kmの看板を過ぎ、意を決して最後の一発を打ち込む。
    どおりゃああ!!

    久々のせーきちさんとのバトル、お互い正面からぶつかりこのバトルは本当に痺れた。

    時計を見るとまだ1時間17分前後!
    速い、今までで最も速い!
    もう意識が限界で正確な計算は出来なかったが、もしかしたら憧れの20分切りが可能かもしれない!

    そう感じた。

    呼吸は限界に上がり、指先がビリビリ痺れ、ふくらはぎもビリビリと限界が迫る。あとは最後に左に曲がり日清工場にはいればゴールだ。
    左折はまだか!まだ来ないか!
    必死に腕を振るが、足が前に出なくなって来た。
    うー、せーきちさんに追いつかれるかも!
    前を追え!前を!
    必死に言い聞かせ、狭まる視界の中前のランナーを追う。

    左に曲がって行くランナーが見える!
    もうすぐ、もう少し!!
    時計は20分を回った、でもいい!
    PB確定だ!

    最後に左折し、フンガーっ!!
    ともがいてゴール!!

    1時間20分45ぐらい!!
    やった!!
    PB更新!!

    そしてすぐ、せーきちさんゴール!!
    お互い大幅なPB更新だ!

    握手して、お互いの健闘を称え合う。
    2年前も超僅差の戦いだった。
    本当にせーきちさんとのバトルは楽しいし充実している。

    せーきちさんが居なければ絶対このタイムは出なかった。

    最近ロードもトレイルも記録更新が出来なくなって、モチベーションが上がらない日々が続いていた。

    でも今日は久々に自分は成長できていることを実感し、最高な気分でゴール出来た!
    心からレースを楽しめた!

    良きライバルの、せーきちさんに心から感謝したい。

    またこれで頑張れる。

    ゴール後、スタートで一緒だったTさんにも再開。なんと1時間14分台PB更新だそうだ!

    すげー!!
    いい刺激になる。

    Tさんと私は同い年。
    今年はウルトラトレイルオーストラリアに出るそうで現地でまた会えるかもしれない。

    40になってもまだまだ強くなれる。
    またこれを機にがんばろう!
    久々に最高の充実感。
    神奈川マラソン、コースはつまらないが記録を狙うには最適なレース。
    出てよかった。
    これで気持ちよく、トレイルシーズンに入れる。

    また頑張ろう!

    トレイル お年越し! ウルトラトレイル タイモーシャン

    • 2017.02.01 Wednesday
    • 19:30
    元旦スタート、香港のYTF50k 走って来ました。
    物凄い絶景トレイルで素晴らしいコース!でも半端なくきついコースでした。

    スタートから20kmまで、ノースフェイスの松永選手とずっと二人で走ることができ、大変貴重な体験をさせていただき、光栄でした!

    約550名出走で、総合8位でゴール。昼前後が暑くて足がつりまくり順位を落としましたが、良い新年を迎えました。あけましておめでとうございます!! ちなみにUTMT 164k優勝のグリニウス選手がYTFの区間をちょうど約8時間で通過していたので、そのタイムに勝てるのか挑戦したところ、なんとか約20分勝つことができました。100マイルでは絶対不可能ですが。笑



    トレイルランナーなら最高のお年越し、ウルトラお年越し!
    来年はあなたも、ツアーでいかがでしょう?

    2017 Vibram HK100 レポ

    • 2017.01.30 Monday
    • 21:38
    昨年は大寒波、今年は凄まじい濃霧と、なかなか天候に恵まれないVibramHK100k, 昨年の記録更新、80位以内を目標にスタート。

    50km CP5 までは良いペースだったと感じていたし、疲労感も少なくいけると思っていたが、CP7あたりから食欲が落ち込みペースダウン。

    猿の群れに囲まれたシンムンダムCP8へのロードは歩き倒してしまい、昨年同様にCP8でカップラーメンで復活を期待するも、完食後3分で全部出てしまう(ToT) 公園管理の方、すみません!
    もう何も食べられず、そのまま休むか、進むか迷うがCCCの時のリバース後の復活を期待してそのまま進むことに。

    しかしこれがミスジャッジであり、完全にハンガーノック状態となり、歩くこともままならない状態に突入。

    さまようゾンビとなり、ごぼう抜かれ、記録更新も諦める。針山の階段地獄にブツブツと悪態をつき、濃霧で何も見えないロードで もうトレイルを辞めてやると何度も頭でリピート。


    CP8-9の平均時速が3.3kmと大ブレーキ。CP9に命からがら到着し、なんとか喉を通るホットチョコレートを補給。

    食べ物は全てダメで、コーラを約200ml飲む。コーラは体が喜ぶ反応をしたので、朦朧とする頭でカロリー計算。ホットチョコレートで100kcal.コーラで100kcal. フラスクにホットチョコレート150kcal分トータル350kcalあれば、残り10kmのうちきつい登りは約3km、あとは緩やかになり4kmは下りでゴールだからなんとかたどり着けるはず。

    ホットチョコレートとコーラの糖分だけが頼みの綱でフラフラとエイドアウト。10分ぐらいで体が動き始め、汗も出始めなんとか復活。CP9-ゴールの10kmで21人抜き返し、辛うじて15時間以内でゴール。
    本当に苦しかった(ToT) 振り返るとレースパターンがCCCと全く同じ。ゴール前15km前後でブレーキする悪い癖。やはりもっと前半抑えないといけなかった。そしてやはり100kは長い。

    自分には50-80kレースがマッチしているのかも。

    大会のエイドや子供達のサポートが本当に素晴らしく、前半の海を眺めながら走るセクションは本当に素晴らしく美しかった。
    後半の濃霧は本当に厳しかったけど、今振り返るとやはり良い大会でした。


    川崎月例で、爆死

    • 2017.01.29 Sunday
    • 14:30
    Vibram100k後 1mmも走らずに、2週間ノーランで川崎月例へ。
    3km 10分42. 10km ワースト記録39分02 最後km4がキープ出来ずT_T。

    初めて10km走った時でさえ38分台だったのに。 ああ、どんどんスピードが落ちて行く(>_<)
    原因は分かっている。できない食事コントロール、ベスト体重+2kgからどうしても落とせない精神的弱さ。

    大阪国際みながら、自分のヘタレ具合を深く反省。来週の神奈川マラソンは間違いなく地獄の修行になりそう。1時間25分切れたら御の字かもしれない。なんとか立て直したい。
    とにかく2kg痩せりゃいいのに、なんでできないかなあ…情けない。T_T

    こどもの国マラソン ハーフで ついに!

    • 2016.12.13 Tuesday
    • 08:59
    長らく ブログ更新せず…。
    書こう書こうと思いつつ、早半年。

    来年はまたちゃんと更新するようにしたい。

    11月の修行走を走ってシーズン終了のつもりが、まさかの積雪短縮によりDNSしたため、非常に負完全燃焼だった為、急遽何か走れないか探した結果、かなり近所のこどもの国マラソン エンタメラン と言うのがあったので、ポチり。

    年明けから 香港二連発なので、その練習も兼ねてロードのアップダウンをやっておこうと参加。

    当日現地入りすると、全然人がいない!こんなに参加者が少ない大会も珍しい。

    これは、ひょっとしたら!
    と、密かな期待をしつつスタートへ。
    ハーフはリレーと混走なので タスキがないランナーをよく見ていく。

    スタート直後2人先行される。
    やはり強いランナーは隠れていたか。
    さらには白髪のランナーにも前に行かれ焦る。

    こどもの国は12月から2月にかけて毎月2-3レース開催しており、練習にはお手軽だ。しかもコースはひたすらアップダウンで、10%ぐらいのヤバい坂がある。
    ハーフは約4.2kmのこのコースを5周。
    2年前、初めてのフルマラソン 横浜マラソン前にこどもの国マラソンフルを走り10位だった。

    それ以来2年ぶりのこどもの国。

    先行された2名をジリジリ詰めて行く。
    なんとか見える範囲で、差は広がらなくなった。先行するのは若そうなランナー。ストライド走法だかこの激しいアップダウンのコースには後半負担が来そうな感じに見えた。
    追いかけるが差は縮まらず。約20m差をキープ。
    1周目のホームストレートに設けられた補給で追いつく。

    なんと、今日は捕食を全部忘れ、エイドのバナナとアンパンでエネルギーをとるしかない。
    バナナを頬張りスポドリを飲んだ。

    若者より先行して走り出すが、若者はすぐ追いかけて来て、私を抜かす。
    周回のゴール地点にはおそらく彼女と思われる女性が 17分だよ!とラップを告げていた。
    これが、俄然私のやる気に火をつけた。
    俺はボッチだぜー!ちきしょー!

    一旦若者を先行させ、激坂上りで様子を見ることにした。
    激坂には入りグッとペースが落ちた。
    それでも後ろで待つが、かなり遅い。
    テストしてみよう。そう思い横から抜いてペースを上げる。
    明らかについて来たのでさらにあげて見る。まだ着いてくる。
    登り切ると下らずにまだゆるく登る。
    ここで自分もかなりきつかったが、若者がかなり息が上がっていたのでオールアウトまで持ち込ませようとあえて着いて来れそうなペースでさらに上げた。

    すると徐々に足音が離れ始める。
    10mほど空いた。でも、こっちも結構心拍が上がってしまった。き、きつい。
    まだ4周ある。
    自分で仕掛けて、後半自分で潰れたらカッコ悪い。
    自滅しないようにギリギリでコントロールして、少しずつ離す。
    二周目は補給しなかった。ラップはほぼ変わらず。

    また激坂へ。だいぶ差が広がり始める。
    ここからは自分のペース作りに集中。
    5kmのラップはずっと21分台を刻む。10%の登りは流石にきつくなって来たけど、後ろは全く見えなくなった。

    今トップを走っている、と思っていたら、4周目に入る時 前と1分です!と言われる。

    なに??
    まだ居たのか?

    くっそー、めったにない勝利のチャンスが!!
    ペースを上げた。

    すると、全身コンプレススポーツで決めた フルマラソンでぶっちぎり1位のランナーが見えてきた。
    ハーフより先にスタートしていたフルを見ていた時、後続を5分以上離していたので、相当速そうだと思って見ていたが、流石にペースが落ちており、一瞬で抜き去る。もしかしたらフルのランナートップと勘違いしたのでは?
    と、気づく。

    いよいよ最終ラップに入る。足はまだ動く。タイムを見るとギリギリで1時間25分切りは狙えるかもしれない。

    こどもの国のコースはロードとしては他に礼を見ないアップダウンなので、フラットなら-4〜5分ぐらいの計算。
    当面の目標はハーフの1時間20分切りなので、なるべくそれに近づきたい。

    最終ラップをべストラップにしたい!
    そう気合いを入れてラスト1周へ。
    流石に思うようにペースは上がらず、だけどなるべく追い込んだ。

    最後の急下りも足首がミシミシいったが、全開で下りゴールまで追い込んだ。
    そして、ついに!
    一番でゴール!

    非常に小さな大会ではあったけれど、一度は誰よりも速くゴールに入ってみたかった。
    そして、2016年最後のレースでそれを成し遂げた。

    ゴール前は オー勝つぞー!と、思っていたが、ゴールした瞬間。
    あ、勝ったなあ…。
    と、意外と冷静というか、もうその瞬間は終わり、もっと大きな大会で勝ちたいという、欲求が芽生えていた。
    来年、40になる。
    36で始めたラン。
    初めての一番まで3年かかった。
    でも、その行程は最高に楽しかった。
    トレランと出会い、たくさんの出会いがあり、今に至る。
    このスポーツが存在することに感謝したい。

    年末年始は香港で迎える。そのあとウルトラトレイルワールドシリーズ 第1戦 Vibrum香港100k に出場予定。

    また、がんばろう!

    激動の夏が終わって

    • 2016.09.02 Friday
    • 06:47

     

    こんなに長いことブログを更新しなかったのは、もしかしたら私がこのブログを書き始めて以来かもしれない。

    描きたくなかったわけでも、忘れていたわけでもなく、この夏はブログに時間を割くことは全くできなかった。

    むしろ書きたいことは山ほどあるに書けなかったことが残念だった。

     

    あまりに沢山のことがありすぎて整理しきれないが、まずは少しでも早く書いておきたいことから、書いていこうと思う。

     

    初めて企画したUTMBツアーは、当初の予想をはるかに上回る反響で35名も集まっていただいた。
    そのため当然ながら準備作業も大変で、TDSのために早く入られる方、短期間の方、長く滞在する方、多様なスケジュールをミスなく手配するのは簡単では無い。
    だけど、ここを一つでもミスると、せっかく楽しみに来てくださる方の旅を台無しにしてしまいかねないので、遅延や欠航などの対処も考慮しつつ、準備。

    この6.7.8月だけで100名以上のお客様のツアーを手がけ、こんなに頑張った三ヶ月は無かっただろう。

    今UTMBを終えて、ホッと方をなでおろしているところだ。

    そして、私自身もCCCに参加した。

    UTMBの盛り上がりは、やはり別格である。
    今や魅力的な大会はどんどん増えて、コースの難易度としては決して最難関の大会では無い。

    しかし、間違いなくウルトラトレイルと言うジャンルを確立し、一気に世界に広めたのはこのUTMBであり、トレイルランの世界において、不動の地位を築いている。

    欧州のバカンスシーズンの最終週末と重なる事もあり、一般観光客も含め、フランスシャモニーはMAXの集客となる。
    CCCは、モンブラントンネルを抜けた先、イタリアのクールマイヨールをスタートし、スイスのシャンペを通過、フランスのシャモニーにゴールする101km.獲得標高6100m のコース。
    自らの足で三カ国の国境をまたぐ、壮大な旅だ。

    6月に走ったモンブランマラソンは82kmで獲得標高6200mだったので、難易度としては同等と予測した。

    ただ距離が約20kmも長い事から、モンブランマラソンの完走タイム17時間フラより1〜2時間は余計にかかるとなんとなく感じていた。
    私はレース計画を立てない。予定通過時刻なども決めない。心拍計もつけないし、時計も付けるけれどほとんど見ない。

    ただスタート前に距離と獲得標高、コースプロフィールをなんとなく眺め、何となく、これぐらいでゴールでは無いだろうか?と根拠のない予測を立てるのだが、これがなかなかの精度になりつつある。

     

    CCCスタート直前まで自分のレースに集中する時間はなかった。24日朝6時スタートのTDSの送迎に朝3時半起きでおこなったり、スイススタートのOCCの送迎も早朝、受付の同伴などひたすらシャモニー周辺を走り回っていた。

     

    自分のレース参加はあくまでおまけ。ツアーの皆さんがきちんと全てのレースに参加できて、安全に帰ることが最優先。

     

    無事全員がスタートゲートに並び、私はCCCのウェイブスタートの最前列だった。

    その時まで知らなかったのだが、ゼッケン3000番台がITRAポイントランキング上位者らしく、なんと同じ3000番代にはあの上田瑠偉くんもいた。

     

    クールマイヨールのスタートに並んでいると、なんと瑠偉くんが声をかけてくれた。

    そう、ここCCCにくる約1ヶ月前、瑠偉くんのスペイン・スカイランニング世界選手権 Epic Trailのツアーも帯同して、ヴァーティカルとスカイの総合で争う「コンバインド」で瑠偉くんが世界2位銀メダルを獲得するのを間近で見ることができた。

     

    そんな流れもあって、こんなおっさんランナーでさえ、瑠偉くんは声をかけてくれるようになったのである。

    本当に嬉しいことだ。

     

    今回のUTMBには家族も連れてきた。この先これほどの大きな舞台で走れることはあと何回あるかわからない。

    できるうちに1回でも子供たちに自分が世界の舞台で走る姿を見ておいて欲しかった。

    特に娘は昨年のモンブランマラソンには一緒に来ることができなかったので、最初で最後のつもりで連れてきた。

     

    娘はお年頃で思春期になり、会話も一緒に過ごす時間も非常に少なくなった。

    こうして私のレースを見に来るのも、もしかしたらこれが最後かもしれなかった。

     

    すごくつまらなさそうにするかもしれないと思っていたが、期待を裏切り、娘はシャモニーでの滞在をとても楽しそうに過ごしていた。その証拠にいつもより私とよく話したし、2人で一緒にカレーを作ったりして、普段ではあり得ない体験をさせてくれた。

     

    本人は全く走る気はないようだが、周りの日本人たちが頑張って走っている経過をえらく気にかけていて、TDSのレース中などもなんどもライブトレイルの情報を調べろと私に言ってきた。

    思いがけず強く興味を持ってくれていることに、密かに嬉しかった。

     

    いよいよCCCスタート地点にあのUTMBのテーマソングが流れる。

    ここイタリアをスタートし、スイスを通り、フランス シャモニーにゴールする101kmの壮大な旅が始まる。

    このトレイルランニングという世界において、頂点の大会はUTMBだが、その約6割の同じコースを走るCCC。そしてこの距離を得意とする世界のトップランナーが集まるこの大会。私が挑戦するスポーツの大会として、私の人生の中で最も大きなチャレンジであることに間違いなかった。

     

    このブログを書き始めたきっかけ、いつか、いつの日かUTMBを走ってみたい。

    その舞台の入り口に、私はついに立ったのだと感じていた。

    あの激しい挫折の中、引きこもって部屋で一人PCの画面で眺めていた鏑木さんが走るUTMBの世界。

    あの時唯一興味が湧き、すごい世界があるもんだな、とまさか数年後に自分がその舞台にやってくるとは夢にも思わなかったあの場所に、今立っているのだと、その現実を噛み締めようと必死だった。

     

    そしてその最高の舞台で大切な家族が私の旅立ちを応援してくれている。

    最高に幸せな瞬間だった。

    夢のような気持ちだった。

     

    ついに来たんだ。

     

    スピーカーと全てのランナーから大きな声でカウントダウンが始まる。

    「チンクエ!クワトロ!トレ!ドゥエ!ウノ! パルテ!!!!」

     

    ヘリコプターが撮影するイタリアクールマイヨールの町から、1900名のランナーが一斉に飛び出して行く。

     

    「ああ、ついに、ついにスタートした!」

    同時にどこか寂しさも感じていた。いつの日かと憧れていた瞬間が今やってきた。

    でも、もうそれがやってきたということは、その憧れの時間の終わりが近づいているということでもある。

    ああ、永遠に続いていてほしい。終わらないでほしい。こんな幸せな時間を、終わらせないでほしい。

     

    そんな思いも交錯した。

    自分はいち早くゴールにつけるように頑張りたい、でも同時に早くゴールしてしまうのはこの夢のような時間を短くしてしまうような気持ちでもあった。

     

    空は引き続き真っ青に快晴だった。

    クールマイヨールの町をぐるっと回るように、また町の中心を通っていく。

    凄まじい完成と拍手。まさしく世界最大のイベント。鳥肌が立つ。

    うれしい。ほんとうにうれしい!ここを走れることが。

     

    町を抜けると早速山に向かってしばらく峠走となる。

    コースの試走はしていないから、この登りがどれぐらい続くのか皆目見当がつかない。

    ストックをどのタイミングで出すかもわからない。

    でも、なんとなくこの先の雰囲気で早めにストックを出し、ロードの登りでもストックを使い始めた。

     

    バンバン抜かれてゆく。願わくば100位以内を狙いたいと思っていたが、早々にそれは非常に難解な目標であることがわかる。

    自分の調子が悪いのか、周りのレベルが高いのか、その両方の可能性もあった。

    正直練習は全くできなかった。

    でも、それは怠けたわけではなかったから、気持ちの整理はついていた。

    この現状でのベストを尽くそう。

     

    しばらくして森の中へコースは進路を変えて、いろいろトレイルに入ってゆく。

    さあ、いよいよ始まった!

    CCC101km の旅が!

     

    つづく

    帰国

    • 2016.08.01 Monday
    • 08:40
    怒涛のツアー添乗をこなし、帰国しました。

    6月 モンブランマラソン ウルトラ 80km






    私も参加 17時間02分 138位 1300エントリー

    グランフォンド ラ マーモット






    7月 ツールドフランス ピレネー アンドラ観戦





    スカイランニング世界選手権 スペイン Epic Trail 日本代表遠征




    ツールドフランス アルプス観戦ツアー

    ツールドフランス パリ観戦ツアー


    ツールドフランス クリテリウムアプレツール観戦ツアー



    モンブランマラソン ウルトラ2016 速報

    • 2016.06.29 Wednesday
    • 09:12

    快晴のChamonix


    copyright Cyrille Quintard


    宿泊したバルコンドゥサボワ


    昨年のUTMB覇者、グザビエ選手はUTMFに出るようですよ!


    受付は必携チェックが厳しくなりました


    レース前にブレブァンに視察
    すごい雪


    ブレブァンからの絶景。言葉になりません


    copyright Cyrille Quintard
    セバスチャンも参戦


    copyright Cyrille Quintard
    大瀬選手も13位と健闘


    最高の絶景、でも暑かった!


    コース変更で最大の難関だったエモッソンダム。 一度リタイヤを覚悟


    献身的なサポートをしてくれた昨年のUTMB V2Hカテゴリー 優勝のジョンマーク ペレさん


    レース後には絶景のアギュイドゥミディへ

    苦しいレースでしたが、なんとかゴールしました!
    本当にキツイコースです。
    日本のレースでこれほど山力を求められるレースは無いと思います。

    レポ詳細は後日!


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    モンブランマラソン出発3日前

    • 2016.06.19 Sunday
    • 19:00
    先週は帰宅が月〜金まで23時過ぎ、金曜は終電と、練習どころではなかった。

    でも、ありがたいことだし頑張らなくては!

    道志村、万里の長城マラソンの2週連続で走り込みはできたと思うし、休養をしっかり取ってから、低山ではあるが登りダッシュ、階段ダッシュでがっつり刺激も入れた。

    あとはコロコロローラー腹筋をゴリゴリやって体幹強化。
    今日再度円海山で最後の仕上げに10km走り、刺激を入れて、平戸の黒湯炭酸泉の極楽湯、そして りらくで90分揉み解し準備完了。

    現状、できる事はやった。

    モンブランマラソンは予想通り5月まで長引いた積雪で、最高峰の難所Col de la Terrase 2620mは通過しないコースになった。

    最高峰コルドゥラテラス

    しかしその分1900m級の山が一つ増え、ピークが5つから6つに増えた。
    難易度的には変わらないか、場合によってはさらにきつい可能性がある。


    モンブランマラソンが、またやってくる。

    いま持てる全てをぶつけてこようと思う。

    そして8月のCCCに繋げたい。

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