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    上州武尊ウルトラ みなかみスカイビュー66km データ解析

    • 2014.10.04 Saturday
    • 00:35




    来年以降の為に、データ解析を記録しておこうと思う。

    リザルトを見ると、各区間のタイムも見れた。

    *A3到着タイム ドロップバックエイド39km
    着時間 10時3?分 40番台後半 約50位 20km地点ロスト時70番台まで後退したので、
    20km〜39kmで20名程パス。
    (STY91km優勝 佐藤選手、La Sportiva 小林選手から約40分遅れ)

    *A4到着タイム 
    着時間 12時0?分 40番台前半 
    (STY91km優勝 佐藤選手、La Sportiva 小林選手から約43分遅れ)
    この区間は上記有名ランナーと数分しか変わらないタイムで進んでいる。

    *A5到着タイム 赤倉峠 最終エイド
    着時間 12時5?分 30番台後半
    (STY91km優勝 佐藤選手、La Sportiva 小林選手から約38分遅れ)
    若干だがこれまでの差より縮む。

    *A5からゴール 
    「区間タイム 約2時間40分50秒」 20番台後半 約10名パス
    (STY91km優勝 佐藤選手 2時間39分40秒 La Sportiva 小林選手 2時間52分)

    この区間のタイムが結構速い。あの佐藤選手と殆どタイムが変わらない事にビックリ。
    レースで一度も勝った事が無いベテラン小林選手より速いタイムだった!

    *反省点、総括
     やはり自分はネガティブスプリットがあっており、前半をしっかり抑える事で、後半は国内トップランナーと比較してもそこまで大きな差がない事はプラス要素。

    改善点:それでもTOP20の壁を破るには、前半のスピードを上げなくてはならない。前半をより速くしても後半伸ばせる力が必要。20kmまでの前半出来た差が、そのまま最終結果に現れている。

    スタート後8〜9時間あたりで内蔵にくる傾向あり。
    その時間を目安に早めにガスターを飲むなど、内蔵機能低下を予防する対策が必要。

    70km以下のレースでは原則ドロップバック不要の可能性高。ドロップバッグ回収でのロスタイムはやはり大きい。

    バッグの補給が相当量あまり、携帯する量を再検討する必要あり。

    *******
    10月以降は私の苦手とするショート系の大会が多いので
    入りから攻めるレースが出来る力をつけるべく、頑張る。

    予定プログラム

    10月 市川美郷トレイル 34km
    11月 陣馬山トレイル 23km
    12月 高尾檜原ふれあいトレイル 44km
    1月 千葉マリンマラソン ハーフマラソン
    2月 神奈川マラソン ハーフマラソン
    3月 横浜マラソン フル
    4月 青梅高水 32km
       ハセツネ30k
       UTMF ??

    上州武尊ウルトラ みなかみスカイビュー66km レポ4 赤倉〜ゴール

    • 2014.09.29 Monday
    • 08:19
    熊鈴必着の看板から、ラスボスの登りに入る。結構斜度のある4駆じゃないと登れない感じのタブルトラック。

    左横に綺麗な沢が流れていて、赤倉で水補給出来なくても、ここで汲めば大丈夫だなあ、などと思いながら膝プッシュでガシガシ登る。

    前をストックをつきながら、かなり苦しそうに歩くランナーをロックオン。
    近づくと手に持って居るのはストックでは無く、木の棒だった!
    なるほど!
    使い捨てできる裏技だな!

    ラスボスは高台に昇ってからややフラット貴重でアップダウンして居るようだが、詳細は分からず、どこから攻めるか迷う。

    林道でまた4名抜き、フラットな走りやすいダブルトラックに出て、ペースを上げた。

    どんどんスピードにのり、更に3名をパス、遂にピンクの超速女性ランナーも捉えた。

    「すごいですね!速い!この先まだ登りますか?」
    話しかけてみた。

    まだまだ足取りはしっかりしていて、本当に強い!
    しかし、男としては負けたくない。
    フラットはまだまだ行けそうだったのでペースを上げて引き離した。

    林道から折り返すように曲がると、再度シングルトラックに入り、細かくアップダウンし始めた。
    ここまで飛ばしたので、心拍がキツイ。

    前に更に二人見えてくる。結構苦しくて、焦らずじっくり差を詰める。
    まだまだ足取りはしっかりして居るので、焦って抜かすと付かれるかもしれない。
    しばらく後ろで様子をみていると、なんとなく引き離そうとがんばって居る感じ。
    無理に合わせず、あげられたら少し離れ、また落ちて来ると差を詰めた。
    何度か繰り返していると、足取りが重くなって来て、緩い登りで歩きが入ったところで一気にパス。その勢いのまま、更に前のランナーに着いた。

    プッシュして居るのでかなりキツイ。
    また暫く前のランナーにプレッシャーをかけつつ、回復を待つ。

    呼吸が整い、視界に緩やかな飛ばせそうなくだりが見えた時に一気にスパート!

    ここで、今日最大のスパークがはいる!
    走りやすい直線の緩やかなシングルトラックが続き、まるでカモシカになったような気持ちでガンガン飛ばした。

    あっという間に後ろの気配は消え去り単独走に入る。自分のガーミンではラスト10km程度だが、コースの看板では12kmぐらい。

    よし!行くぞ!

    サイドブレーキを完全解放し、突っ走った。前にも気配はない。
    多分もう抜かせるランナーは居ないだろう。そんな気がした。
    自分の体の声に耳を澄まし、激しい鼓動を感じながら、オールアウトしないギリギリを攻める。

    もう下りかと思ったが、結構きつい登り返しが、一回、二回、三回と続く。
    コースプロフにわずかに見えたギザギザを認識していたが、実際に来るとやはりキツイ!

    何度か景色の感じからも、もうこれが最後か?と言うピークを超えるも、さらに2回ぐらい登り返した。
    下りは攻め続けた為、いよいよ苦しくなり、足が乳酸で満たされ前にでなくなって来る。
    酸欠なのか、体内のグリコーゲンが枯渇したのか、頭がクラクラして来た。
    もうジェルの味に飽きてしまい、食べたくない。この症状はSTYの本栖湖
    まさしく約65kmぐらいで経験していた。
    私は65kmで内臓に来るようだ。
    仕方なく、梅塩飴を舐める。
    美味しい!
    ナトリウムが欠乏していたのか?
    甘いものばかりだと、体は塩気を求めて来る。

    途中何度も熊鈴が後ろから聞こえた気がして振り返るが誰も居ない。

    そして傾き始めた日差しが綺麗にテラス尾根にスタッフがみえたとき、遂に登りが終わったと確信!

    息を荒げながら、最後のチェックを受ける。視界にはゴールの川場の景色が一面に広がり、西日にキラキラ輝いている!
    美しい!

    スタッフに前に何人行っているか聞いた。
    「30人ぐらい行ったかなあ?」
    よし!
    目標だった30番代は獲得した!
    さらにまさか行けるとは思わなかったサブ10が、見えて来た。

    最後のピークからゴールまでは4.5kmだと言う。
    まだ十分サブ10には余裕があった。

    残りの距離を聞き、ボトルの水を二口のんで、あとは殆ど捨てた。下りでの衝撃を少しでも軽くする為だ。

    よーし!最後の下りは前回でかっ飛ばしてやる!
    鼻息を荒げて下りに入った!
    「オラオラオラ〜!俺はカモシカじゃーい!」
    「おれは、カモシカ…かも?…ん? えっ?…」
    目の前に現れたのは、走るなんてとんでも無い、崖のような急下り!!
    一瞬でカモシカから、ただの人に戻る…。

    「おいおい、かぶちゃんよ(鏑木さん、すみません!)、マジかよ、かぶちゃんよ… あんたあ、仏の顔をした鬼だぜ…。最後の最後にこの下りかよ…。木に捕まらないと下れねえじゃん…。120kの人は夜にここ下るじゃん…。まさしく鬼だぜ…。恐るべし、世界のかぶちゃん…。負けたぜ。負けを認めるぜ…。そして素直に歩くぜ…。こんな下りキリアンぐらいしか走れねえだろ。参りました….。」
    超ゲキ下りに一気に意気消沈し、木の枝にしがみつきながら必死に下る。

    さすが世界の鏑木さん。私の想像をはるかに超えた。完敗だ。

    「あなたを誇りに思う!鏑木」の看板を見る。
    「あたしゃあ、あんたの激烈コースに、まさしく土ぼこりまみれになって、泣きそうになりながら下ってますよ。文字通り ほこりまみれ ですよ!」
    などと、頭の中でブツブツ。

    これほどの急斜面が続くとスピードが出せず、サブ10が危ない。
    必死に下る。

    ゆるくなれ〜、ゆるくなりやがれ〜、くそ〜、走れねえ!

    念仏のように唱える。
    暫く行くと なんとか集落という看板が出て来た。

    集落!
    集落はこんな急斜面には無いはず、緩くなるはず!

    間も無くダブルトラックになり、緩くなり始めた!
    だが、すでに足も殆どなく、手先が酸欠で痺れて来た。
    いよいよ限界は近い。
    私はオールアウトの前兆として、手が痺れて来る。

    なんと前にもう一人見えて来た。
    最後のロックオン!

    ストックを着きながら、かなり力尽きた感じで走っているが、自分ももう足が前に出ない!
    苦しい!
    ジワリジワリと詰める。
    林道からロードに出る瞬間、一瞬登るが、そこで前のランナーはキツそうに歩きが入ったのを見て一気にスパート!

    景色が開けて最後のロードに入った。

    傾き始めた夕日がとても綺麗だ。
    リンゴばたけの中を疾走する。
    本当に気持ち良い。身体中痛いけど、まだ動けている。

    もう全て出し切ってやる!!
    最後の最後まで集中力は切れなかった。

    腕を振り、どんどんペースを上げる。
    瞬間km.4分25まで上がった!

    ロードはすべてkm4分30〜5分フラで走り、さらにもう一人ロードで抜いた!

    気持ちいい!
    最高のレースが出来た!
    怪我から復帰出来た!
    まだ強くなれる!
    嬉しい!

    吊橋も全力で走り抜けた!
    綺麗な川と釣り堀が見える!
    気持ちの良い、良いゴールだ。

    最終コーナーを曲がり、ゴールアーチが見えると、自然とガッツポーズが出た。


    ゴールアーチ

    優勝したわけでもない。
    でも、完全燃焼した。
    全く悔いのない今の自分の最高の走りが出来た。

    充実感でいっぱいだった。

    楽しかった!
    昨年10月の信州戸隠トレイル45kmで、初めて感じた 私の通称
    「山の精霊降臨」
    を、再び感じることが出来た!

    でも、今回は信州戸隠とは少し違った。
    信州戸隠の時は、まるで外部からスピリチュアルな力が私を覆って、フワフワと未知の力を外から加えてくれた感覚だった。

    でも、今回は自分の内側から湧き上がる、力強い闘志のような力だった。体は疲労していたけれど、その疲労を跳ね飛ばしながら突き進む感覚。
    新しい快感だった。

    またもやトレイルの魅力にはまっていった。

    ゴール後、完全燃焼し、激しく呼吸しながら屈んでいると、次のランナーがゴールして来た。

    きっと最後にロードで抜かしたランナーだろう、と振り返ると!
    なんと赤倉エイドで会った、Oさん!
    猛烈な追い上げである!私が抜かして来たランナー全て、同じように抜かして来た!
    そしてすぐ後ろから来たのは
    「ピンクの超速女性ランナー!!」
    最後までタレなかった!
    多分最後の下りはやはり私より速かったのでは?
    スゴイ!

    20km地点でのロストで、一時は諦め掛けたが、目標以上の走りが出来た。
    30位以内とサブ10!
    そして、STYをブッチギリで優勝した木村選手は18位でゴールしており差が45分以内だった!
    STYでは、約5時間も差をつけられていたから、これは嬉しかった!

    また、これからのトレイルライフに希望の光が差した気がする。

    ゴール地点で、横山峰弘選手とも話した。
    私が人生で初めて15km以上のランを経験したのが、2年前のDIVAS河口湖30kトレイルイベントだった。その時のガイドが横山さん。
    そのイベントでトレイルの楽しさに嵌り、今に至る。

    横山さんにその事を伝え感謝を伝えた。
    怪我などに苦しんでいた横山さんだが、今年のグランレイドレウニオンに出るそうだ。
    UTMB6位、UTMF5位の戦績は本当にスゴイと改めて思う。
    レウニオンでの快走を期待したい!

    私はあまりに出し尽くし、約30分ゴールの芝生に倒れていた。
    やっと動けるようになり、うどんを頂き、ドロップバックとカバンを回収し温泉へ!

    トレイルと温泉は絶対にセットである。
    ドロドロの体を洗い流し、計2.5m分貼ったテーピングを イテテ!と剥がし、全身を洗って、湯船にドボン!

    はあああ、とろける〜!!

    この瞬間は極楽以外の何物でも無い。
    風呂ではレース中会ったランナーどうしで、しばし道中の話題で盛り上がる。

    でも、ふと今この瞬間も夜の山を走っている120kのランナーが居ることを思い出し、まだまだ私には届かない過酷な世界があることに気づかされる。
    トレイルの経験を積めば積むほど100km〜160kmのレースがいかに厳しく過酷であるかをより痛感して行き、怖くなる。

    この武尊66kを完走し、UTMF参加ポイント4点に、STYと合わせて到達した。
    まだ抽選があるから分からないけれど、もしかしたら来年初めての100マイル挑戦になるかもしれない。

    同時に来年は絶対フランスの大会に出たい。CCCかTDSが最有力候補!

    夢は果てしない!
    がんばろう!

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    上州武尊ウルトラ みなかみスカイビュー66km レポ3 ヘッドスライディング〜!

    • 2014.09.28 Sunday
    • 12:15


    「鎖場、梯子きた〜!」
    の声が聞こえてまもなく、渋滞を覚悟して進むと、
    予想外に目の前に梯子が。

    あれ?意外と渋滞していない。

    私の目の前のランナーが登り、すぐに私の番が来て登り始める。
    どうやら、ロスト中に抜かされた大集団のかなり前方まで来ていたようだ。

    梯子箇所は計5カ所。
    実際に見ると、やはりなかなかの高低差と斜度があり、梯子設置は安全面で非常に懸命だと思う。
    鎖のみであった場合、渋滞は更に3倍増した事は間違いないし、岩肌に直接足をかける事により発生する落石による下で待機するランナーへの二次災害も十分に起こりえる。
    これだけの人数が出場するトレラン大会としては、梯子設置は必需事項に思えた。

    ここまで梯子を担ぎ上げしっかりと設置してくださった大会スタッフ、ボランティアの皆さんには本当に感謝だ。
    エントリーフィーはそれなりに高額であるが、こうした大変な危険を伴う作業をしてくださったスタッフや、相当距離に渡って草刈りをしてくださった皆さん、大会中長時間に渡り危険箇所を見守ってくださった立哨の方々の多さやその労力を考えると、我々の払ったエントリーフィーから、多少なりともそのご尽力に見合った報酬が出ていると良いな、と思う。

    こうした浦方さん無くして、このような厳しいコースでの壮大なトレイルラン大会の開催は不可能だ。

    特にこの上州武尊ウルトラは3カ所の違う場所からそれぞれ違う距離のレースが開催されるという、大変難しいオーガナイズだったと思う。
    サイトでの情報の少なさや、バスツアー連絡が非常に遅れていた事等々、恐らく人手が足りず、相当なご苦労があったものと思われる。

    それでも、あの壮大な景色と厳しいコースだったからこそ、大会から一週間経った今も、あの大自然の中を走った余韻と達成感が残り続けている。
    私たちランナーは、減点ポイントを上げるだけでなく、来年以降の改善に向けて、どのように改善してゆけば最適化されてゆくかを主催者に提案しつつ、日本にはまだ数少ないと言われる本場欧州式の厳しいトレイルランニングが体験できる日本を代表する大会として、今後も継続できるように、応援して行きたいものである。

    なかなか壮絶な梯子箇所を登り終えると、一気に景色が開けて、かなり独立峰的にそびえる武尊山から四方の稜線、そして麓の田園風景が、キラキラした秋の日差しに光り輝いて見えて来た。

    「お〜すばらしい!!」

    これだけで、ロストのネガティブな気持ちは消えてしまった。
    頂上でしばしゆっくりとこの景色を眺めたい衝動に駆られる。

    でも、今回は本の一瞬立ち止まり、そのすばらしい景色を心に焼き付けて、すぐに先に進んだ。
    写真も撮りたかったけど。

    今日の自分は、記録に挑戦しに来た。
    STYから、ランを始めてから初めて故障と怪我に悩み、走れない苦しみを味わった。
    一時は全く走れなくなり、力も著しく落ちてしまった。リハビリ後のランではkm5分30も厳しかった。8kmをやっとの思いで走った。
    それでも約1ヶ月間必死に復帰に向けて頑張った。

    欧州式で山力を問われると言う、厳しいコースでどれだけ戦えるのかを試したかった。

    まさに山の先端を走る武尊山の稜線を駆け抜け、下りに入る。

    みなかみ66k
    最初のビックボス、武尊山を通過し下りへ入る。

    ここの下りは警戒していた。非常に長く急な下りに見える。
    この下りで大腿四頭筋軍が壊滅したら、間違いなくラスト20km待っているのは恐怖のゾンビランである。

    なので、ピッチ走法でペースをセーブして極力大きなジャンプや段差下りを控え、温存ダウンヒルで進む。

    結構頂上までの登りで心拍が上がっており、ややオーバーヒート気味、呼吸を深くして必死に心拍を下げる。
    やや酸欠気味で頭がクラクラして、体のバランスが悪く、ふらふらしている。

    と、そこで!
    ガスッ!!
    と前に出したいはずの右足が何かに引っかかり、足が前に出ない!!
    と、思った時には時既に遅し!!
    結構傾斜のきつい下り、
    やばいっ!!
    と思う暇もなく〜
    ズザザザザーっ!!!

    思いっきりヘッドスライディング!!
    右足が同時に 攣る!!
    イテテテテ!!

    ギリギリ受け身が取れて頭が地面に接触するも強くは打ち付けなかった。
    「あ、あぶない・・・もしここに尖った岩があったら、さっきの笹とげとげがあったら・・・」
    そう思うとぞっとする。

    つった右足を必死で伸ばし、ストレッチし、体の各所が問題なく動く事を確認し、
    ゆっくり歩き出した。

    目が覚めた。
    まずは安全第一。再度怪我をして長期戦線離脱だけはごめんだ。
    一番大切なのは、怪我無く走りきる事。
    記録を狙うのも、あくまで怪我無くゴールしてこそのものだ。

    と改めて自分に言い聞かせて、走り始める。

    武尊の下りは思ったよりずっと走りやすく、緩急があって予想よりダメージは少なく下れそうだ。

    と思っていたら下りの鎖、梯子箇所出現!!

    ここはなかなかエグかった!!
    多分全行程で最も危険で怖い。
    落石の危険があるため、完全に一人ずつ下りきるまで人を通す事が出来ない。
    後々ここが凄い渋滞になってしまったようだが、止む終えないだろう。
    スタッフの指示は的確で、あせって次々人を通したら、必ず落石が先を行くランナーにぶつかったと思う。

    しかしながら、ここで発生するタイム差は大きく、一人前のランナーは私が下りきった頃には全く見えず、2〜3分以上は開いていただろう。もし借りに10人並んでいたとしたら、10人前のランナーには30分差がつく、と言う事になる。

    後で解ったが、ここを渋滞無しでクリアできた事は本当に運が良かったと思う。

    この梯子を過ぎると、比較的走りやすい下りが続き、徐々に斜度もゆるくなり走りやすい気持ち良いダウンヒルが続く。
    この下りでも4名ぐらい抜かしただろうか。
    でも下りでは無理をしない。

    と!
    とつぜんピンク色のミサイルが、猛スピードで私を抜いて行った!
    「はやっ!!」
    思わず叫ぶ。

    私はあんなスピードで下ったら、100%ゾンビになる。
    私は下りが弱い。

    おんたけスカイ、2回の丹沢練、1回の浅間練で、これでも下りを相当攻めて強化して来たつもりだ。
    私は男子の中でも、決してそれほど遅い方ではない。
    こんなに凄いスピードで女性ランナーに下りで抜かれたのは初めてだ。

    今思い起こすと、エイドストップの間に抜かれた意外で、走行中に抜かされたランナーはこの超速女性ランナーのみだった。

    間もなくして28km地点武尊牧場エイドに到着。
    4、5人先行していたランナーにも追いつく。

    エイドの方に次のエイドまでの距離を聞くと
    約10kmとの回答。まだ食べ物は殆ど手を付けておらず、水のみで足りると判断し、ボトルに水を追加してすぐにスタート。30秒程度。

    ここからゲレンデの下りとなる。
    前日のブリーフィングでは、横山さんがこのゲレンデ下りが気持ちいいですよ!と紹介していた。

    気持ちいいと言うくらいだから、きっと緩やかな緩斜面だろうと期待。
    ところが。。。

    「横山ちゃん〜。悪い冗談はよしておくんなせ〜、全然気持ち良くないや〜ん、めっちゃ急ですや〜ん・・・泣」
    と頭の中で唱えながら下る。

    おんたけスカイレースのゲレンデばりの超急降下。スキーシーズンは間違いなく殆ど滑り降りない、超上級モーグルバーン確定の45%越の斜面。
    私の最も苦手とするゲレンデ急下りでした・・・

    エイドで追いついた皆さんにも下りで全員行かれましたが、焦らずに。
    急な下りを飛ばす事=トレイルランニングでもっとも大腿四頭筋にダメージが大きく、後半に影響する。
    これが私の持論。

    ロードに入ってからも緩くなるまではとにかく足のダメージを抑える事に最大限集中。
    ここでつい頑張ってしまうと次の登りで一気に足が止まりますよ〜。
    と先行する皆さんを見ながら頭で思う。

    2つ目の登りに入る手前でチェックポイント。
    順位を聞いてみると56位ぐらいではないか、とのこと。
    まだなんとか目標の30番台には届くかもしれない。
    わずかだが、希望はある。

    この二個目の登りを下り、ドロップバッグエイドを過ぎてからが本当のレース開始。
    再度そう頭に唱えて、林道に突入。
    無理に走らず、膝を押してのパワーウオーク。
    緩くなるとジョグして、キツくなったらパワーウオークを出来る限りリズミカルにテンポを刻み続ける。

    しばらく行くと殆ど踏み後のないふかふかの急登が現れる。相当な壁のような急登。所々手も使った。
    予想通り、この急登で5、6名を抜かし、ゲレンデ下りで先行したランナー全て抜かした。
    登りきるととても緩やかな登りのダブルトラックに出て、この辺りから体が非常に動いて来た。

    「きたきたきた!」
    ロングならではの中盤からの 山の精霊降臨!

    前を行くランナーは殆ど歩いている。足が重そうだ。

    前半抑えに抑えた功を奏して、足はまだまだフレッシュだ。
    サクサク走り、次々に抜き去る。
    ついにピンクの弾丸、超速女性ランナーも抜いた。
    ダブルトラックから、再度気持ちの良いシングルトラックに入ると、走りやすい斜度のトレイル。

    しか〜し!
    来ました来ましたよ!超速ダウンヒラーの女性ランナー!
    全くあっぱれな下りっぷり。

    私は太刀打ちできないと、すぐに道を譲る。

    実に良いペースで下る。
    女性ランナーのステップをお手本にしつつ、すぐに第2エイド、「39km地点オグナ武尊スキー場」のエイドに到着。


    60kコースプロフィール

    このエイドではみそ汁を半分程頂き、コーラコップ一杯。
    ドロップバッグがあったので、急いで取りに行く。

    ドロップバッグには後半用に用意した、アミノバイタルジェル、ウィダーカフェイン入りジェル、クエン酸入りジェルのミックスした、合計650kcalとれるボトルを入れてある。
    これを、アルティメットディレクションのストロー付きボトルに移したいのだ。

    ドロップバッグは桁ごとにまとめてあったものの、発掘に若干時間を要してしまう。
    急いで補食袋を取り出し、ジェルボトルから携帯している2本のボトルへジェルを流し込む。
    ついでに「まいばすけっと」に売っている85円のレッドブル的エナジードリンクを一気飲み。

    ブラックダイヤモンドのストックも入れてあったが、あまり疲労感が無く、まだまだ走れそうだったので、携帯せずドロップバッグにしまい、ゴールへ発送するかご車へ投げ入れた。

    トータルで結構時間がかかってしまい。6分ぐらいストップしただろうか。
    ここまでの区間で抜かしたランナー、5、6名に再度先行されてしまった。

    エイドアウトすると、長ーいロードの下り。
    前には誰も見えない。
    あれれ、、、
    ちょっとこのエイドでのロングストップはミスった感が強い。

    はたしてこれだけの時間をかけてジェルを補給した意味があっただろうか?
    バッグにはまだまだ食料が結構残っていた。それだけでも行けたのではないか?
    若干後悔の念を持ちつつも、まだまだ先は長い、自分に出来るベストを尽くすのみ!

    なかなか長いロードの下りで、足へのダメージが心配だ。
    この辺で、7月怪我をした右足首が痛みだした。
    まずい。。。痛みが増幅したらどうしよう・・

    念のためロキソニンを一つ投入した。

    ロードを折り返す形で脇道に入ると、登りが始まった。
    足に来ていると、非常に嫌な感じの登りだ。
    登り始めに頑張りすぎると失速する事があるので、登り口をゆっくり、行けそうだったら調子を見つつ、ジョグを入れて走る。
    行ける!
    赤倉への中だるみしそうなロードの登りからの、砂利のダブルトラックの登りは相当走った。
    傾斜10%ぐらいになるとパワーウオークして、それ以下はとにかく走った。

    ものすごく集中力が高まり、スイッチが入っているのが解った。
    心が無になり、一心に前を逃げる獲物を追いかける獣になった気分だった。
    多分激しく目が座っていたと思う。ちょっと危ないくらいに。。。

    五感が鋭くなり、目に見えない前を行くランナーの気配を探っていた。
    かすかに
    「ちりーん」
    と熊鈴の音が聞こえる。
    「よし!」
    絶対に追いつく!
    この林道でも2.3人パスした。

    不思議とパワーがみなぎってくる。
    もう一人の自分はあふれるパワーをうまくセーブして、オーバーペースにならないようにブレーキをかける。
    ランナーズハイになると、つい飛ばしすぎて、しっぺ返しを食らう時がある。
    ハイになりつつもセーブする事が大事だ。

    赤倉峠のエイドに到着。ここがラストのエイドとなり、ゴールまで約20km、エイドは無い。
    しかし、すこぶる調子が良く、食料も十分携帯していたので、水をボトルに満たし、オレンジを一切れだけ食べた。
    このエイドでスタートから先行していたOさんに会いビックリ!
    ゴールまでエイドが無い事を教えて頂き、助かった。

    エイドストップは30秒〜1分程度で、先にエイドについていた2人より先にエイドアウト。
    気持ち良く走れる林道の下りで、km5分〜5分15ぐらいで進む。

    「さあ!ここからはプッシュするぞ!!」
    いよいよ気合いが入って来た。
    今日は多分つぶれない。
    そんな自信があった。

    どれだけ終盤プッシュできるかやってみよう。
    Oさんは海外レースにもチャレンジする実力者。
    今年の青梅高水山では後半一気に抜き去られ、強さを知っているだけに、追いつけた事は自信になった。

    林道を右に曲がると、いよいよラスボス「浅松山」に向かう登りの開始だ。
    この高台、どうものこぎり上にギザギザしているようで、危険な匂いがする。
    でも自分は細かいアップダウンが好きだ。

    「熊鈴必着!!」
    の看板を横目に、いよいよレースは終盤に突入する。









    上州武尊ウルトラ みなかみスカイビュー66km レポ2 トルデジアン5位の小野選手が!

    • 2014.09.24 Wednesday
    • 23:11



    スタート! 2〜3列目にいるかな?


    武尊の麓の林道までの長いロード、スタートして間もなくして
    「がんばれ〜」とカメラを構えながら応援している人が。

    「どうも〜」
    なんて軽ーく返事をしていると、どっかで見た事ある顔。
    一瞬考える。

    !!
    なんと、トルデジアン330kmで5位入賞された小野選手ではありませんか!!
    世界的ランナーがこんな早朝にロード区間で一人応援とは!!

    ありがたや、ありがたや!
    「トルデジアンおめでとうございます〜!」
    と、とっさに声をかけて通過。

    そんな驚きもありつつ、ひたすらマイペースを貫いて、やっと林道区間へ入る。
    どうしてもお花摘みに行きたくなり、ちょっと失礼して。。。

    林道はすぐに終わり、道が沢になっているトレイルへ。
    恐らくこのルートは普段殆どハイカーも入らなさそうなルート。
    主催者の皆さんの相当な労力により笹薮を切り開いたルート。

    笹の幹が竹槍トラップのごとく、15cm前後地面から突き出ており、転んでてでも着こうものなら串刺しになるんではないか??

    この笹がひたすら足に絡み、走り辛い。いつもなら15km程度進めば集団もばらけて、まばらな感じになるのに、今日は違う。やっぱり厳しいコースにチャレンジする全国の猛者が集まったんだろうか??
    20m前に8名ぐらいの集団、自分は4名のグループで進み辛い荒れたトレイルを突き進む。

    バシャバシャ、バキバキ、何度も沢に入り、倒木を超え、笹薮トラップを踏みつけながら武尊を目指す。
    トラロープのちょっとした崖を下ると、大会前のブリーフィングで横山選手が念を押して注意喚起していた沢に出る。

    おおお!これは凄い。。
    予想以上の大きな沢、予想以上の水量、予想以上に大きな岩たち。

    説明の通り、水に入らずにクリアする事は不可能。水の中の岩には藻が着いていて、ど偉い滑る。

    ドッボーン!!バシャバシャ

    直ぐ隣を進んでいたランナーが沢内で滑り、思いっきりダイブ。犬かき状態になりずぶ濡れに!
    おおお!やばいな!明日は我が身、慎重に行かねば。

    前のランナーに着いて行く。
    集団は15名程にふくれあがり、狭い笹薮を突き進むと、とんでもない急登に突っ込んだ!
    二足歩行では全く登れない。笹や周りの木の枝に捕まってやっとの思いで登れる程の急登。

    「鏑木さん、山力って言うけどさ、ここまで山力問われるとはね〜苦笑」
    必死に登ると、左方向に向かってコーステープが。

    ん?

    ちょっと変だなとは思ったが、ちゃんと武尊ウルトラのテープが着いているから間違いない。
    方角的にものすごく戻っている気がするが??

    目の前を横切って行くランナーが沢山・。。
    ??

    前を走っているランナーはいったい??
    先頭のランナーが立ち止まった。

    なんかおかしい!!
    目の前を横切って行くあの道は沢に入る手前のトラロープセクションではないか!

    道が完全にもとに戻っている。
    でも周りの木々には間違いなく武尊ウルトラのコーステープが着いている。

    「コーステープが着いている=コースは合っている」

    「でもコーステープをたどると元来た道に戻ってしまう=コースは間違っている」

    「でもコーステープがはっきりと着いている」

    「・・・」

    「???」

    皆一様に頭の上にクエスチョンマークが乱立。
    いったいどうなっているのだ。

    「ロストしている?」
    でもテープはある・・

    「どう見てもテープをたどるともとに戻る」
    テープがあるのにロストして居る現状把握に時間がかかり、しかもうん悪く一番奥の位置にいたので、コース復帰も最後尾!

    なんと目の前には女性ランナーも沢山居る大集団が!

    20分近くロストした。
    完全に気持ちが切れかけた。
    ありえない…。
    今年最後の勝負をかけて来たのに。
    もう目標の40位いないは絶望的に思えた。

    しばらく、頭の中で悪態をついて居たが、このまま集中を切らして、ダラダラ感想を目指すよりは、ここからどれほど追い上げられるか挑戦した方が、まだ得るものがあると、気持ちを立て直し始めた。

    そうと決まれば、すこしでも順位を上げなければ!
    沢が終わると間も無く梯子箇所が来るはずで渋滞必至。
    そこでさらに30分とか失ったら其れこそ終わりだ。

    沢は広くルート取は千差万別。ザバザバ沢に入りながら、一人また一人と抜く。
    避難小屋を過ぎると山に入り中々抜き辛いが、すこし広くなるたびに、すみません!右とおります!抜かします!
    と声をかけつつ順位を上げる。

    まえから
    おー!ついに来た!はしごだ〜!
    の声!
    来たか!渋滞は??

    レポ3に、つづく!


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    上州武尊ウルトラ みなかみスカイビュー66km レポ1

    • 2014.09.22 Monday
    • 08:10


    2014シーズン、私にとっての最後のメインイベント、上州武尊ウルトラ 水上スカイビュー66kmがついにやって来た。
    この後も
    10月山梨市川美郷トレイル34km、
    11月陣馬山23km、
    12月ふれあい44km
    を走る予定だが、気持ちは横浜マラソンの為のトレーニングにシフトして行くつもりなので、気合いを入れて本気で挑むトレイルとしては今年
    最後。

    トレランを始めて1年10ヶ月、2014シーズンは私にとって受難のシーズンだった。
    2月3月は大雪で三浦と千葉房総が中止、4月STYこそ良い走りが出来たものの
    直後の道志で故障、2ヶ月引きずり、6月八重山、7月キタタンをDNS。

    故障をやっとの思いで治した直後の八ヶ岳で激しく捻挫、靭帯損傷。
    更に3週間の治療とリハビリ。
    5〜7月の3ヶ月合計走行距離が180km未満という状況のなか、8月おんたけスカイでなんとか復帰を果たし、おんたけ以降、距離こそあまり走り込めなかったが、短時間集中のスカイラン的追い込みをかけて、なんとか上州武尊を迎える事となった。

    復帰して最長の練習は丹沢、檜洞丸〜蛭が岳〜塔の岳練習の38kmがMAXで、長距離への不安は大きかった。

    練習時間もなかなか取れず、距離も踏めない準備期間、唯一頑張った事、それは減量と腹筋。
    カロリーコントロールを必死に行い、走り込めないならば、出来る事はこれしか無いと、今までで一番食事制限を頑張ってみた。

    しかしながら、体重はなかなか減ってくれず、見た目は明らかに引き締まって行っているものの、体重計が示す数字は、殆ど変わらなかった。

    ただ、大会6日前に行った浅間山練で体の軽さを感じ、調子は決して悪くなさそうだった。
    きっと脂肪が落ちて、筋肉が増えたんだ!と必死に自分を思い込ませた。

    ダイエット方法は大好きなお菓子、あげもの、炭酸飲料、ジュースを極力我慢し、砂糖の摂取をへらし、キツい練習の前後以外は、夕飯の炭水化物を最小限にし、野菜、豆腐、鶏胸肉、ささみ、卵メイン、週1回は夕食は果物のみにしてみたり。

    さてさて、20日土曜日16時頃、宝台樹ゲレンデの受付会場へ到着。横浜は曇り空だったが、こちらは快晴!山が奇麗だ! 毎日京浜工業地帯の日本一緑の無い、空気の汚れた地域で日々仕事をしているものとして、山に囲まれたい欲求はピークに達し、マイナスイオンたっぷりの空気が美味しくてたまらない。
    iPhoneImage.png
    スタート地点の宝台樹

    日々トラックのけたたましいエンジン音と排ガスにまみれている私。風向きが悪いと石油コンビナートからの悪臭まで加わる。
    でも、それだからこそ、山を走る喜びがさらに何倍にもなり、高いモチベーションを与えてくれている。
    だから、今はこの仕事がそれほど嫌ではない。仕事中の半分の時間は、来る次のレースの山やコースを想像して過ごしている(笑

    大会遠征の前日の最後の仕事が終えると、遠足前夜の小学生のようにウキウキして、装備品を準備し、補給食をカロリー計算しながら用意し、ウェアリングを決めて、マイカーで会場に向かう瞬間がたまらなく好きだ。

    関越を飛ばすと、自然の気配のない都心から、徐々に畑や田んぼが見え始め、そして群馬の山々が姿を現す。
    美しい山々の姿を眺めていると、体の内側からジワ〜ッと何かいやされる物質が湧き出てくる。

    会場到着直前まで、オフシーズンのスキーエリアはひっそりしていたが、会場の駐車場には沢山のランナーが。
    大会プロデューサーの横山峰弘さんが出迎えてくれる。

    当初参加上限500名だったような気がするが、結局武尊ウルトラ120kよりも多い750名がエントリーしたらしい。
    タイミング的に、日本最大の競技トレラン、ハセツネの3週間前と言う絶妙なタイミングでの開催に、ハセツネ狙いのランナーがごぞってエントリーしている様子だ。

    ハセツネ覇者の後藤豊選手や、STY優勝の木村選手をはじめ、名のあるランナーの姿がちらほら。
    なかなかハイレベルな戦いになりそうだ。
    驚いたのは女子選手の多さ。
    相当なドMコースにも関わらず、かなり多くの女性ランナーもエントリー。

    この大会第1回と言う事もあり、ホームページなどでの情報量が少なく、大会前日も結構バタバタな感じではあった。
    ドロップバッグの準備が無く、主催側もドロップバッグ無しのつもりでいたらしいが、コース案内で中間エイドにドロップバッグを置けると確かに記載があり、そのつもりで準備して来たランナーから問題提議等があったようだ。
    急遽ドロップバッグはOKになった。

    大会ブリーフィングは会場が狭すぎて、ランナーがあふれかえり、急遽2回に分けて開催。
    せっかく晴天だったのだから、広い受付前の駐車場でやれば良かったのでは??
    ブリーフィングで映し出されたスライド画像にどよめきが起る。
    想像以上の本格的沢登り、川に入る事をさけては通れない程のなかなかの激しさ。
    武尊の本格的崖登りの数々・・・
    まさしく鏑木流、山力トレイルの本領発揮である。
    不安もあるが、ワクワク!

    前日、家を出る時にポイズンリムーバーを持っていない事に気付き、ブースで売ってるかなあ?と考えたが、高かったら嫌だし、万が一品切れとかで、必携品不携帯でスタートできないなんて事が起きたら最悪なので、11時開店の横浜 好日山荘に立ち寄って、ポイズンリムーバーを買ってから現地入り。

    はちが多い時期との事、トレイル大会中の蜂刺され事件は珍しくなく、今回はウェアリングをいつもと変えて、グレーのパンツにライトグリーンのランシャツでスタート。いつもの黒系決戦ウェアを着たかったが、蜂に刺されるのは嫌だ。

    スタートから1km程下った民宿に泊まり、いつも通り前夜のうちにテーピングを施す。右足首の靭帯損傷箇所をよりしっかり固定し、今回は左右とも早々捻挫しないレベルまでがっちりテーピング。

    4時起床し、朝食はバナナ3本とスポドリのみ。私はスタートが早朝の時は前日昼食までにガッツリカーボローディングして、前夜夕食もやや軽目。当日朝食は極力軽めにしている。

    さすがに山に囲まれた水上の朝は寒い!!気温は10度以下??奇麗な星空が見える。
    「やった!晴れだ!」
    今年は本当に雨にたたられた。こんなに快晴の中レースできるのは初めて何じゃないだろうか??
    それぐらい久々の快晴!

    スタート45分前からアップする。
    66kmと長いレースなのでアップを殆どしない、というのも一つの手だと思うが、私はアップをする。
    最近運動前のストレッチは瞬発力やパワーに必ずしも有効ではない、と言う説があり、大切なのはストレッチよりアップである。と、解かれている。私はこの説に同意している。
    じっくりジョグし、体が温まって来たら坂を上り少し息を上げ、軽く汗ばむまで上げる。
    体が内側から温まり、筋肉がほぐれだす。そこで初めて、特に固さを感じる箇所だけ、軽く伸ばす。決して柔軟の用に強く長く伸ばさない。

    多くのランナーはかなりの寒さにウィンドシェルやアウターを着込んでスタートラインに並んでいたが、私は半パン、ランシャツにアームウオーマーのみ。アップしたので暖かい。それに今日は快晴。最初のロードで十分に暑くなるはず。

    さあ、いよいよ日本一山力を問われると言う「上州武尊ウルトラ水上スカイビュー66km」がスタートする。
    心地よい緊張感に包まれるが、STYの時程ではない。
    STY91kmを完走した事が大きな自信になっており、さほど不安は無い。かなりリラックスしてスタートできた。

    3.2.1!スタート!!
    一気に走りだす。皆速い!!
    スタートからしばらく結構な傾斜の下りだから、直ぐスピードが出てしまう。
    すぐにGarminを見るとkm3分45秒!!!
    やばい!!
    減速減速!!

    今回の私の作戦はまず中間点のエイド38kmまでは絶対に飛ばさず、40km過ぎてからレースは始まると言う意識を持つ事。
    みなかみ66k
    特に最初の武尊で足が終わったら、残るは修行と拷問の道中になる事は明白で、登り、下りともに最大限温存に尽くす事。プッシュするべきは最後の登り以降の50km〜の高台のフラット区間。恐らく多少のアップダウンがあるだろうが、ここでしっかり走れる事が好成績の鍵と考えていた。

    最初の12kmのロード区間は絶対にkm5分を切らない、と心に決めていたが、いきなり最初の1kmを4分04で入ってしまう・・・
    相当下っているので、ゆっくり走るのもそれなりに足にダメージがくる。
    一番足へのダメージが少ないペースを探る。
    どんどんどんどん、抜かされる。

    STYの時も同じだった。ひたすら抜かされたが、km5分〜5分40秒のペースを貫いた。
    結果、私は30km辺りの西富士中学校エイドに70位代で入り、天子山地を抜けて麓エイドに30位以内で入った。
    STYで、ロングコースでのネガティブスプリットの重要性と、私との相性は確認されていた。
    今までのレースで前半突っ込んだレースはことごとく、後半失速している。
    逆に前半しっかり我慢して抑えられたレースでの成功率は非常に高く、STY、昨年年代別1位をとった信州戸隠トレイルも周りに流されず前半どんどん行かせて後半追い上げたレースだ。

    それでも、いつやっても前半バンバン抜かされるのはしゃくに触る。
    「くそ〜、今に見てろ!後で絶対抜かしてやる!」
    胸の内に、そんな思いを秘めながらひたすら我慢。

    ペースの合うグループにいても、ペースが上がったりしたら即さようなら。。。

    なかなか、長いロードだ。
    なんだか体が重い。
    全然ペースを上げていないのに腿の付け根のリンパが詰まってくる。

    「今日は駄目な日かもしれない。。。」
    不安になり始める。
    おさえて、おさえて、焦らず無理せず動いていれば、きっと後半体は動いてくるはず。。。
    そう何度も言い聞かせて、重い体でロードを消化して行く。

    途中「龍洞」というテルマエロマエの映画ロケ地になった温泉旅館の前を通る。
    「あ!来年はここに泊まりたいな」
    などと関係ない事を思いながら、走る。

    トレイルはまだか?なかなか終わらんロード。
    なんだか足に来ている。脹脛も張って来た。
    やばい、なんでだ??
    やっぱり6日前に浅間山に行ったのはまずかったか。。。

    レポ2へ つづく。。。





    みなかみスカイビュー66km速報

    • 2014.09.21 Sunday
    • 17:53
    今年の後半メインイベント、みなかみスカイビュー66km



    コースは凄かった!
    沢登りは、膝まで浸かるジャブジャブで、滑って全身水没するランナーも!

    ハシゴ、鎖場も相当恐ろしく過激でした。

    20km前後で集団ロストにまきこまれてしまい、15〜20分タイムロス。40番台から一気に70番台ぐらいまで後退…

    気持ちが折れかけましたが、後半持ち直し、40km過ぎからはひたすら抜き続け、サブ10 達成!
    20番代後半でゴールしました!

    レポは後日。

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    上州武尊スカイビュー120kmは相当キツいと思う件 みなかみスカイビュー66kmも侮れない

    • 2014.09.05 Friday
    • 00:14
    9月20日〜21日に迫ってきました上州武尊スカイビュー。
    改めてコースプロフィールを見ましたが、日本でUTMFを含め3つ?(違ってたらすみません)しかない、UTMB参加ポイント4ポイントレースの当大会。
    私はてっきり水上スカイビュー66kmは、UTMFとSTYのように上州武尊の後半半分を同じように走るものと思っていましたが、違うようです。
    120kmのほうがよりキツい山を多く登り、66kmのほうがまだ後半の登りが少ないようです。
    上州武尊120km

    みなかみ66k 水上スカイビューのプロフィール。後半の山が上州武尊より少ない。

    獲得標高がそれぞれ8400mと4000mということで、平坦区間がきわめて少ないのが特徴。
    先日最終調整として丹沢最強ループをこなしましたが、これでもかと上り下りしても獲得標高3400m。
    疲労困憊し、更に倍の距離で4000m登る厳しさを痛感。
    120kmコースは間違いなく相当な修羅場になる事と思います。
    十分な準備を出来なければ完走さえ簡単ではないはず。
    登りも下りもUTMFより長く急な箇所が多い様子だし、平坦でとにかく進んで距離を稼ぐ事も出来ません。

    STYでは、富士こどもの国から西富士中学校までは殆どフラットを30km、天子の後も竜が岳まではフラット、本栖周辺、五湖台も比較的低山です。
    それと比較すると、最後までこれでもか富山を超え続ける上州武尊は、まさしく山力を問われる、これまでに例を見ない厳しい大会ではないかと、ビビり始めています。

    こうして比較すると圧倒的に平坦なSTYコース。

    相当な覚悟と準備を求められる大会だなあ、と今更ながら緊張してきました。
    ベストを尽くしたいと思います。


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    上州武尊岳スカイビュートレイルに、エントリー!!?

    • 2014.05.02 Friday
    • 07:33

    STYの疲労も筋肉痛もまだ残る今日、今年後半の目標にしようと考えていた
    上州武尊岳スカイビュートレイルのエントリー開始。

    UTMFのパンフレットに記載されていたUTMFやUTMBエントリーに必要な完走ポイントは
    UTMFと同じ4ポイント。
    距離はUTMFより40km以上短いのに、累積標高はUTMFを上回る、現在の日本では右に出るコースは無いと感じさせる、とてつもなく厳しいコース。2000m級の山を何度も超える、STYを走ったから実感するそのコースの壮絶さ。

    UTMF STY前はこの大会のロング120kmにエントリーしてやろうと鼻息を荒くしていたが。。。

    UTMFの壮絶な風景を目の当たりにし、同時にSTYのキツさを実感し、120kmエントリーを、、、
    ク、クリックできない・・・!!
    完全にビビりました。

    66kmをクリックしてしまいました!
    今の自分には、まだこのコースの120kmに挑戦する度胸がありませんでした。。。

    恐らく66kmも、STY91kmに匹敵する厳しさ、もしくはそれ以上かと覚悟して挑みたいと思います。

     

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