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  • 2017.03.10 Friday

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    2017 Vibram HK100 レポ

    • 2017.01.30 Monday
    • 21:38
    昨年は大寒波、今年は凄まじい濃霧と、なかなか天候に恵まれないVibramHK100k, 昨年の記録更新、80位以内を目標にスタート。

    50km CP5 までは良いペースだったと感じていたし、疲労感も少なくいけると思っていたが、CP7あたりから食欲が落ち込みペースダウン。

    猿の群れに囲まれたシンムンダムCP8へのロードは歩き倒してしまい、昨年同様にCP8でカップラーメンで復活を期待するも、完食後3分で全部出てしまう(ToT) 公園管理の方、すみません!
    もう何も食べられず、そのまま休むか、進むか迷うがCCCの時のリバース後の復活を期待してそのまま進むことに。

    しかしこれがミスジャッジであり、完全にハンガーノック状態となり、歩くこともままならない状態に突入。

    さまようゾンビとなり、ごぼう抜かれ、記録更新も諦める。針山の階段地獄にブツブツと悪態をつき、濃霧で何も見えないロードで もうトレイルを辞めてやると何度も頭でリピート。


    CP8-9の平均時速が3.3kmと大ブレーキ。CP9に命からがら到着し、なんとか喉を通るホットチョコレートを補給。

    食べ物は全てダメで、コーラを約200ml飲む。コーラは体が喜ぶ反応をしたので、朦朧とする頭でカロリー計算。ホットチョコレートで100kcal.コーラで100kcal. フラスクにホットチョコレート150kcal分トータル350kcalあれば、残り10kmのうちきつい登りは約3km、あとは緩やかになり4kmは下りでゴールだからなんとかたどり着けるはず。

    ホットチョコレートとコーラの糖分だけが頼みの綱でフラフラとエイドアウト。10分ぐらいで体が動き始め、汗も出始めなんとか復活。CP9-ゴールの10kmで21人抜き返し、辛うじて15時間以内でゴール。
    本当に苦しかった(ToT) 振り返るとレースパターンがCCCと全く同じ。ゴール前15km前後でブレーキする悪い癖。やはりもっと前半抑えないといけなかった。そしてやはり100kは長い。

    自分には50-80kレースがマッチしているのかも。

    大会のエイドや子供達のサポートが本当に素晴らしく、前半の海を眺めながら走るセクションは本当に素晴らしく美しかった。
    後半の濃霧は本当に厳しかったけど、今振り返るとやはり良い大会でした。


    Vibrum HongKong100k レポ3 終盤

    • 2016.02.15 Monday
    • 00:16

    70km地点の第7エイド、ビーコンヒルを出ると、大瀬さんのアドバイス通り、硬い急な階段の下りが続きます。
    ここで完全にナイトランへ突入。

    ギリギリまでライトを準備しなかった欧米のランナーを抜き返します。

    ライトは基本まだ暗くなるちょっと前に用意したほうがカバンから物を落としてなくしたり、上下の向きを間違えたりしにくいはずなので、よりベターだと思います。
    漆黒の闇の中で装備を準備するのは以外と手こずったりします。


    第7エイド Beacon Hillからは一旦下り、第8エイドまでロード区間が多い。

    この区間も結構走れる区間は多く、足が疲労していきます。。
    下り切ると、ロードに出て、しばし暗い2車線のロードを登らされます。
    この辺はお猿さんがいっぱい。
    ですが、みんなおとなしく、襲ってくるようなことはありません。

    だいぶ食欲が落ちてきています。ジェル系の甘さに飽きてしまい、せんべいを探します。
    のり塩せんべいを見つけて2枚バリバリと食べます。

    ランナーによると思いますが、咀嚼をしないと唾液や胃液の分泌が悪くなり、食欲の減退や消化不良につながる場合があるそうで、「噛む」ことで脳に刺激を与えることも必要と話を聞きました。
    そんなわけで、わたしは「パリパリ系」の食べ物がとても好きなので
    「柿ピー、せんべい」をロングでは持つようにしています。

    柿ピーは以外とカロリーがあり(小袋一袋で200kcal前後)、それでいて重量が軽く、さらに塩分が補給できますし、せんべいも元は米なのでそこそこエネルギーと塩分が補給でき、「ばりばり」という刺激が食欲につながる気がします。

    この辺まで来ると前後のランナーの間隔がかなり広くなり、単独走になることもしばしば。
    この辺りで一緒になるランナーとはレベルも均衡しているので、離されてもエイドで追いついたり、逆のパターンもあり、抜きつ抜かれつの我慢大会になります。

    ビーコンヒル手前から、登りではわたしが速く、下りでは向こうが早い、かなり絞れたアディゼロで走るロード系のランナーとずっと抜きつ抜かれつします。

    相変わらずの下りの弱さは健在。弱いというか怪我や故障、終盤に下りの足が終わることが怖くて攻めれないのです。
    下りには少なからず大腿四頭筋の強さが求められるはずですが、自分はそこの筋量が明らかに足りていません。
    基本平坦と、登りで稼いでいくタイプです。

    いよいよ終盤に入り、内臓がおかしいサインを出し始めます。
    そう
    「おならタイム」
    の始まりです。

    わたしは食欲が減退し、腹が張ってきて「おなら」が溜まってくると
    いよいよロングトレイルで最も難しい時間帯に入ってくることを示します。だいたい10時間以上走り続けるとこの症状が出始めます。ハセツネや奥久慈はその直前の9時間台で終えることができるので、自分の中ではミドルレンジ、それを超えて、このおならタイムを超えるレースがロングレースと勝手に位置付けています。
    これをできるだけ回避するために、大好きなコーラも極力最小限にするように変えました。
    炭山系はシュワっとして目が覚めて爽快なのですが、腹で炭酸が膨れてしまうと腹筋が入らなくなり、フォームが崩れ体幹が使えなくなって足のダメージが増えます。

    ハセツネでも後半になると暗闇の山の中から「ぶー!」
    とおならの音だけが聞こえて、その少し後に香ばしい香りが漂ってくることがよくあります。
    おそらくロングでこの症状が出る人は少なくないはずです。

    ちなみに大瀬さんにそういう経験があるか?と聞いたら「あまりない」との回答。
    内臓トラブル経験は少ないそうです。やはりその辺りの強さもウルトラの適性があるか否かのバロメータとも言えそうです。

    このおならタイムは自分の場合「ガスター」での対処はNGです。
    ガスターは下痢や吐き気を強力に「止める」効果があるため、おならもせき止められてしまう可能性があります。
    ガスがどんどん溜まってしまうとお腹がパンパンになり、本当に苦しくなり全然走れなくなります。

    なの出最善の解決策はとにかく「出す」
    後ろにいるランナーの皆さんには申し訳有りませんが、だせるだけターボブースターを噴火させ続けます
    「ぶおーっ!」
    とでかい屁が出ると、明らかにお腹の張りが減って楽になり
    「よっしゃー!」
    何て声が出てしまったり。。。

    だいぶ空腹感が強くなり、次の第8エイドでは絶対にしっかり補給が必要です。
    甘いもの、冷たいものがもう食べたくないので、フラスクにはホットチョコレート+砂糖たっぷり、と念願のカップラーメンを食べると事前に決めておきます。

    そしてやっと第8エイドに到着。
    ここでは装備チェックがありました。
    サバイバルブランケットと携帯をチェック。
    問題なくパス。

    そしてすぐにカップラーメンをオーダー。
    すでに半分茹でてあるようで、再度熱いお湯を入れてすぐに出てきます。
    この後最もきつい山間部に入るので、無理やりにでも食料を入れる必要があり、必死に貪ります。
    しょっぱい温かいスープが染み渡ります。
    ロングトレイルでは後半は温かい補給が重要です。真夏のモンブランマラソンでさえ、完全グロッキーなわたしを救ったのは温かい蜂蜜入りの紅茶でした。

    カップラーメンは半分ぐらいでやはり食べるのが苦しくなってきますが、頑張って3分の2は頑張りました。
    フラスクにはホットチョコレートを砂糖たっぷりで。

    おそらくここでのこの補給+後少し行動中に食べることができればゴールまでたどり着けるような気がしました。
    ここのエイドには自分以外4、5人しかおらず、ほぼ同時にウクライナのランナーエイドアウト。
    彼は昨年も走ったそうで
    「こっからビック3だぜ」
    と最後の三つの山が最も厳しいと教えてくれました。

    針山、草山、大帽山がラスボスビック3。
    この第8エイドからはこのウクライナのランナーと、下りで抜かれるアディゼロの香港ランナー、そしてなぜかライトを持っていない様子のマレーシア系のランナー3人と抜きつ抜かれつの激しいバトルに。

    第8エイドから少しロードで、ウクライナのランナーとライト無しのマレーシアのランナーが先行し、わたしはそれに着いていけない。というか、着いて行こうとも特にせず、淡々と自分のリズムに集中。
    ここからは非常にきつい階段が連続し、グロッキーランナーも何人かかわします。

    この辺の山からは見下ろすように香港の夜景が見えて美しい。
    しかし風除けのない稜線は依然として風が強く、かなり冷え込んできています。
    バフで耳を覆い、首にもバフを巻いて、風が強いところでは頰まで覆いました。

    草山までは結構ロードの急登がつづき、ここでウクライナのランナーに追いつき、そのままかわします。
    カップラーメンのおかげでエネルギーが復活し、まだまだ足が前に出る。集中力もしっかりしており、完走の心配は無くなりました。
    ここからはいよいよフルスロットル解放し、上りはとにかく攻めました。

    第9エイドでは再度ホットチョコレートをフラスクに補給しクッキーを2枚頬張りエイドアウト。

    いよいよ最後のラスボス大帽山957m。
    ここは最初の登り口が厳しかったが、途中は緩やかな上りも多く、ガンガンにプッシュ!

    一度完全に離されたライト無しのマレーシアのランナーにも追いつき、アディゼロの香港ランナーも上りで抜かし、そのまま引き離す。さらに3名で連なって進んでいたランナーをまとめて抜き、ずっと食らいついていたライト無しのマレーシアのランナーもいつの間にかいなくなりました。

    大帽山の山頂には電波塔や観測施設のような建物があり、ライトアップされていて目印となります。
    ちょうじょうまであと1〜2kmの稜線ではついに横殴りの雨が降り出し、薄手の指長グローブでは手がかじかんできつい。
    厚手に変えるか迷ったが、まだ攻めることができたのでペースを上げて冷えないように進みます。

    頂上手前のロードの上りでも前に一人捉え、頂上間近では10mまで迫る。

    頂上に着くと、たくさんギャラリーがいて
    「さすがはウルトラトレイルワールドツアー!」
    とちょっと嬉しくなります。

    しかし、、どうも様子がおかしい。
    頂上から下りに入るとどんどん人は増えるのだが、あまり応援してくれない。
    自分の仲間しか応援しないのかな?

    ぞろぞろコースを登ってくるのだが、横一列道いっぱいに広がって進んでくるグループもあり、正直非常に邪魔。
    しかし、この大会を見に来る以外にこんな夜に山奥に来るのも不思議だし、一体何なんだろう?
    そんなことを思いつつ、その後まさかあんなことになるとはつゆ知らず、ゴールを目指す。

    大帽山山頂を越えたらロードの下り4kmでゴールと聞いていたので、ひたすらロードを下る。
    しかし100km走ってきての約10〜15%はあろうかというロードの下りは拷問です。
    やはり下り足は終了し、着地のたびにぶっ壊れそうな痛みが。。。
    せっかくあと10mまで詰めたランナーからはどんどん離されました。

    「まだか、ゴールはまだか」
    大帽山の上りで全てを出しきり、確実にゴールできるという安堵感から集中力が切れ、前を追う気力がなくなりました。
    最後の下りからは香港の夜景が美しく煌めいています。

    しかし、どんどん人は増え、今度は車が渋滞している。
    コースがどこなのかわからない。
    それでも大半は応援の人たちだろうと思い、たくさんいる人々に
    「コースはどこですか?」
    と聞いても誰も反応しない。
    何だ英語が通じないのか?俺の発音の問題か?

    時々いるスタッフが必死に大声でコースを案内。
    途中からなんかトレイルに入った。
    「ん?ロードでゴールではなかったのか?」

    よくわからない。でもマーキングがあるから会っているはず。
    しかしよりによって最後の最後でハンガーノックの気配。
    急に力が抜け始めフラフラしてきました。
    でも、もうゴールなはず、そう信じてそのまま押します。
    しかしもう力が入らず、下りも足が痛くて歩きが入る。

    そんなこんなしていたら、引き離したはずのウクライナのランナーに抜かれてしまった!
    彼も「こんなルート知らない」
    と抜きざまに不安げでした。

    なかなかゴールは現れなかった。
    フラフラになりながら「まだか、まだか」
    ゴールがもうあってもいいはずだと思い始めてからの1、2kmというのはとてつもなく長く感じる。

    そしてやっと、やっとキラキラとライトアップされたゴール地点が見えてきました!
    「やった!やっとゴールだ!」

    時計はまだ14時間台!
    この時初めて時間を確認。



    ゴールにはカメラマンもまだたくさんいて、ゴールする前から自分の名前を呼んでくれていました。
    防寒着を着込んでいたのでゼッケンも見えないはずだが、どうやってわかったのだろうか?
    でもゴールで名前を呼んでもらえるのはとても嬉しい。
    UTMFなどでは上位選手以外はゼッケン番号を呼ばれますが、後半のランナーさんの多くは「おつかれさまでしたー」と激励してくれるものの、名前は読んでもらえない。
    応援する家族やパートナーもいつ来るかわからないし、やっぱり事前に名前を呼んでくれるシステムはゴールを盛り上げるには大事だとおもいます。

    「やっと終わった!でも、なんかあっという間だった!」
    14時間25分でゴール。
    目標の16時間以内、ゴールドアワード獲得!

    16時間以内でゴールすると、ゴールドアワードという金色のトロフィーがもらえます。
    そしてフィニッシャーズパーカーも。
    このパーカーがなかなかカッコ良いです。

    私のレース経過データ

    第一エイド133位通過、中間エイドには117位でインし、135位でアウト。ここで最も順位を落としています。
    しかしその後のジーウェルキャンプ第6エイドで102位、最後の第9エイドからゴールまでで4名抜かし、滑り込みで目標の総合100位以内97位で最後の最後で二桁順位へ乗せることができました。

    チェックポイント  通過時間   区間経過時間           通過総合順位    区間距離    区間ペース
    East Dam 01:09:23 01:09:23 09:09:28 133 124 11 6:18 min/km
    Wong Shek 03:19:34 02:10:10 11:19:39 125 115 17 7:39 min/km
    Hoi Ha 04:20:52 01:01:18 12:20:57 116 106 8 7:39 min/km
    Yung Shue O 05:24:53 01:04:00 13:24:58 110 100 9 7:06 min/km
    Kei Ling Ha In 06:35:27 01:10:34 14:35:32 117 105 7 10:04 min/km
    Kei Ling Ha Out 06:51:00 00:15:32 14:51:05 135 120
    Gilwell Camp 08:53:58 02:02:58 16:54:03 102 93 13 9:27 min/km
    Beacon Hill 10:09:42 01:15:44 18:09:47 107 96 8 9:28 min/km
    Shing Mun Dam 11:18:06 01:08:23 19:18:11 104 93 10 6:50 min/km
    Lead Mine Pass 12:48:21 01:30:15 20:48:26 101 91 7 12:53 min/km
    Rotary Park 14:25:18 01:36:57 22:25:23 97 87 10 9:41 min/km

    初めての100km、初めてのウルトラトレイルワールドツアー参加としては、現状としてはとてもうまく組み立てることができたと思います。でももし次回、狙って走るなら13時間代は狙っていける気がします。

    ゴール後はすぐに着替えて、ゴール地点で販売されていたおかゆをいただき、ドロップバックを回収して、現地でサポートしてくださっていた千秋さんに連絡をし、ツアーの皆さんの安否を確認、1名前半に故障で残念ながらリタイヤされましたが、ホテルに無事帰還され、その他の皆さんも着々とゴールを目指していることを確認して、ゴールでしばらく待機します。

    その中で、最後の山の下りの大渋滞の原因がわかります。
    どうやら香港に初霜が降りるという予報を聞き、それを見るために多くの住民が登ってきているのだそうで、道が大渋滞してパニック混乱状態となっているようです。このギャラリーたちがこの後大変なことになってしまいます。
    あれが全て応援のギャラリーだったら、まさにワールドツアーとしてふさわしいゴールだったのですが。。

    この段階では特に問題なくレースは進んでおり、一旦ホテルへ戻ることに。
    大会ブースで送迎バスチケット20HKDを購入して送迎バスでツエンワン駅まで出て、そこからタクシーで帰ろうと思いましたがタクシーが全く捕まりません。なので地下鉄で帰ることにします。

    いつもレース直後は内臓が弱っていて、なかなか食欲がわきませんが、ホテルに戻って風呂に入ると、激しく腹が減ってきたので、近くのセブインイレブンでカレー弁当やお菓子を買って温めて食べます。
    「うまい!!」
    香港のコンビニカレーはうまいです。

    この後、最後の大帽山が大変なことになるのですが、既に色々なサイトやブログで記載がありますので、こちらでは割愛させていただきますが、とにかくどんな低山でも山は舐めてはいけないということ、装備、必携品の重要性を再確認、しかしながらきちんと装備していたおかげで、ツアーの皆さんも最終的には無事下山、フィニッシャー扱いとなり、天候は厳しい大会でしたが、素晴らしい香港遠征となったのでした。

    とにかく山に入るときはサバイバルブランケットは必ず持ちましょう!今回もそのブランケットのおかげで大事を逃れたランナーがたくさんいました。

    大会後は香港島を巡ったり、大会のパートナーショップのレーシングプラネットを訪問したり楽しみました。



    香港はトレイルランブームで、ショップも街中でよく見かけますが、ゼッケンなどの受付会場であるレーシングプラネットも品揃えはなかなか豊富です。

    また来年も挑戦してみたいですね!


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    Vibrum HongKong100k レポ2 後半

    • 2016.02.13 Saturday
    • 20:48

    うーん、最近更新頻度が落ち気味です。
    前職はガテン系で体力仕事、単純作業でPCを見る時間はほとんどなく、帰宅後にPCを開くことは苦痛ではなかった。
    しかし、今は1日中PCとにらめっこなため、帰宅後PCの画面を見たくないのです。。。
    正直通勤の電車の中でスマホを見るのも億劫な時も。

    でも、いつのまにかこのブログを読んでくださっている方が増えていたようで、
    レース会場などで「ブログ楽しみにしてますよ!」
    なんて嬉しい言葉をかけてくださることも結構あり
    なんとかがんばって更新を続けたいと思ってます。

    さて、香港100kの続き、突風の中序盤は結構ロードが多めでフラットであり、距離も稼げます。



    今回はツアーの帯同ということもあり、とにかくセーフティーランに徹します。
    転倒して負傷したり、途中でグロッキーになって動けなくなる状況だけは回避しなくてはなりません。
    というわけでとりわけ下りは慎重に、ひたすら守りの走り。
    でもこの大会はコースが非常に整備されており、極めてローリスクに感じます。

    「ロードが多い」というコメントはトレイルランナーにとってネガティブワードですが、この大会のロードは、すごくトレイルちっくなシングルトラック的なロードなので、ロードを延々走る、といった印象は少ないです。
    逆によくこれだけ歩行者やハイカーのための遊歩道を整備したものだと、感心してしまいます。
    時々散歩している地元の方とすれ違いますが、ごくわずかです。


    こんな感じの遊歩道がほとんどで、いわゆるトレイルランナーが苦手な「ロード」とはちょっと感覚が違い、楽しめました。

    前半約40kmは香港の田舎ののどかな農村や、低山と右手に美しい海、というシチュエーションが続きます。
    とにかく走る続けられてしまう、という感じで、ゆっくりであっても止まることが少なく走り続けることで、それなりにダメージが蓄積していきます。

    とにかく中間点のドロップバック回収地点までどれだけフレッシュでいられるかが勝負と考えて、絶対に攻めませんでした。
    フラットなロードでつい4分台に入ると減速し5分20〜30以下まで落とします。
    その代わり停止時間を極力減らします。

    サロモンの大瀬さんに、「第4チェックポイントの後の山がそこまですっと走れてしまうために、頑張るとかなりきつい」、と事前に聞いていたので、第4チェックポイントではホットチョコレートを飲み、ポテトチップスを少し頬張り、フラスクにもホットチョコレートを入れてエイドアウト。

    ここまで全てのエイドストップは1分以内、フラスクにスポドリとスニッカーズ一個とか、素早く補給してすぐにエイドアウトし、アウトした後ゆっくり走ったり登りなら歩きながら、固形物を中心に補給を続けました。

    40kmまでに、バランスパワー(安物のカロリーメイトみたいなやつ)3袋、柿ピーの小袋2袋、ミニスニッカーズ3個、ミニキットカット2個、ジェル一個、各エイドでバナナ半切れ、ポテチを5、6枚など摘んできました。

    おそらくこの辺まで消費カロリーと摂取カロリーは十分補給できていたと感じており、空腹感は全くなしです。

    経験上どんなに工夫しても10時間以降食欲は減退してくる可能性が高く、いかに前半に十分な補給ができているかで、後半たべれなくなってきてからも粘れるか否かが左右すると予測。

    第4エイドを出ると、久々に山らしい山に入ります。大きめの岩もゴロゴロあるようながっつりしたシングルトラックの登りに入ります。大瀬さんの言う通り、ここまでセーブしてきたとはいえやたらと走れるコースで走り続けてきたため、結構な疲労感を感じます。

    ということで、この山は「休んで登る」と心に決め、あえて歩き倒します。
    補給もこのタイミングで歩きながら、固形物をもぐもぐ食べます。
    2、3人に抜かれますが、気にせず、淡々と楽なペースでここまで蓄積した乳酸を流すイメージで足がスムーズに前に出て来るようになるのを待ちます。

    ここで「CANADA」と書いてある赤いウェアのブロンドの女性ランナーにぶち抜かれます。
    結構息を荒げながら攻めています。やはり欧米ランナーの闘争本能の高さには圧倒されますね。
    女性ランナーに抜かれるのはやっぱりプライドが傷つきます。
    でもしょうがない。これが今の実力だし、ここで無理をすれば後半一気にきつくなる山間部で終わってしまう可能性があるので、この山はゆっくり行く。後半はここまで求められた走力から登坂力を求められてきます。登り足は残しておきたいところ。

    ドロップバックがある第5チェックポイントまでの下り、ここまで抑えてきたつもりでしたが、下りの衝撃がかなり苦痛になってきます。左腸脛に痛みが出始めます。
    急いでロキソニンを探しますが、なんということか、この初100kでロキソニンを忘れていることに気がつきます。。

    ロキソニンやバファリンは2015年日本陸上競技連盟のドーピングリストでも禁止薬物外で、問題なく使用できます。ガスターなどももちろんOKです。ただ禁止薬物リストは常に更新されるので、今OKでもその後禁止になる場合もあるので、常時チェックが必要です。
    こうした関節や靭帯系の痛みにはよく効きます。ウルトラは最終的に痛みとの戦いでもあるので、これを忘れたというのは正直メンタル面が動揺し、明らかにモチベーションが落ちました。

    いつもファストエイドキットにも常備薬として入れていたはずで、歩きながらファストエイドキットの袋を探します。
    またよりによって、ガスター、カフェインタブレットはあるのに肝心のロキソニンがありません。。。
    この探索の間に結構なランナーに抜かれました。

    「やばいな、この足の感じで最後までもたないかもしれない」
    急に不安になりペースが落ち、さらに左腸脛の具合も微妙です。

    「もしかしたろドロップバックに入れたかもしれない」
    唯一の希望です。

    そしてやっと第5チェックポイントに到着。
    ここでは十分に後半に向けて準備をする計画です。

    まずドロップバックを探します。すでに結構なランナーが付いており、賑わっています。そして同時にそれは自分の順位がそれほど上ではないということを物語っています。
    あわよくば100位以内に入れたらいいな、と思っていましたが、粉のエイドにいるランナーの数とそのランナーたちの雰囲気で、その目標は厳しそうだと悟ります。

    ガチで狙ってきているレースだったら、ここで完全に気持ちが切れていたかもしれません。
    だけど、準備不足でとにかく淡々と完走することを目標としてきていたので、それほど動揺せず

    「とにかく淡々と完走しよう。」
    と気持ちを切り替えます。

    エイドの一番奥にドロップバックが並んでいて、たくさんの子供たちがやってくるランナーにドロップバックを渡します。
    自分も近づいていくと、欧米系の少年が「ゼッケンは?」と聞いてれたので
    自分のゼッケンを伝えると、少年は大声で仲間の子供たちに知らせます。
    そして3、4人の仲間の子供たちが自分のドロップバックを探してくれます。
    迅速に見つけ、すぐに渡してくれました。


    子供たちの見事なチームワークと笑顔が本当に素晴らしい!!ありがとう!

    後半は夜間走になるので、大寒波の到来も予測されており、2013年4月に開催され-5℃まで下がったSTYと同じ装備を、ここで準備します。

    靴下を履き替え、ワセリンを足に塗り直し、ロングタイツも着用。足にビーチの砂が結構付いていて、このまま走る続けていたらまめになったり皮がむけてやばかったかもしれません。

    ここまで着ていた薄手の長袖から、新しいファイントラックのインナーと、起毛の長袖に着替え、さらにゼッケンの付いた半袖を上からきます。念のため、バーサライトパンツをバックに入れ、厚手のロンググローブ、ニットキャップもバックに入れます。
    風が強すぎて使い物にならなかったサンバイザーはドロップバックへ戻し、Buffをかぶり、セカンドライトを腰にセット。

    バックの中にはサバイバルブランケット、バーサライトパンツ、バーサライトパーカ、ロンググローブ、ニットキャップが入り結構パンパンです。でもこの装備があれば、動くことさえできていれば経験上-10℃でも対応できるはずです。
    海沿いの標高ほぼゼロでもなかなかの寒さだったことからも最高地点950mでは0度近くなると予測していました。
    さらに天気予報で雨になる可能性があるということ、香港在住でこの大会を走ったことがある今回サポートしてくださったちあきさんが、夜は雨になる予報で、結構香港の予報は当たるよ!との話でしたので、念には念を入れた装備をしました。

    欧米系のランナーの中には例年は暑さが問題となるこのレースで、タンクトップにショートパンツ、ハンドボトルだけなんていう超ミニマリストも多く、若干心配になります。

    さらにドロップバックに用意していたエナジージェル入りのフラスクと、アミノスポドリのフラスクを入れ替え、今まで持っていたからのフラスクはドロップバックへ。

    ジップロックバックに用意しておいた補給をそのままバックのポケットに入れる。
    ジェル系を入れたジップロックを確認すると2粒だけ「ロキソニンが!!」
    これはテンションが上がりました。
    即一粒飲みます。正直かなり危険な痛みが出始めていました。

    そして、最も大事な「ストック」を取り出します。
    ブラックダイヤモンドのカーボンZポール。
    結構使い込みましたが、折れることもなく、買うときは高いなあ、と思いながらも良い買い物だったと今は思っています。
    下りでもストックを使うランナーには、ある程度安心感があるかもしれません。
    前半はほとんどストックが欲しいと感じる場所はなかったので、ドロップバックに入れておいたのは正解でした。

    ドロップバックエイドでは忘れ物が多発します。
    疲労して、少しでも早く準備をしてエイドアウトしたいがゆえに、小物を落としたり、ストックを置きっぱなしにしたり、グローブを片方落としたり、肝心の携帯を忘れたり。
    疲れているため普段は忘れないようなことをきちんと判断できずにふと忘れることがあります。

    十分注意して、周囲を見回して全てバックに収納したことをチェックして、また子供にバックを渡します。
    またトラックでゴール地点に運んでくれますが、途中で中のものが出てしまったりしないようにしっかり口を結ぶことも大事。

    頑張っている子供たちに
    「サンキュー!!」と言って、エイドアウト。ここのエイドアウトは142位ぐらいだったようです。
    結局15分ぐらい止まり、このエイドで35名ぐらいに抜かれたようです。
    だけどロングレースでは80kmをすぎてから大きく展開が変わってくることをモンブランマラソンで身をもって経験しています。
    グロッキーになったら最後、簡単に20分30分あっという間にロスします。
    大事なのは淡々とキープできるリズムで進み続けること、無用なプッシュをしないこと。停止しないこと。
    「戦わないこと」そう念じながら、エイドの後しばし続くロードの登りを黙々と歩いたり走ったり。

    モンブランマラソンウルトラで一時80番代まで順位を上げて、欲を出してさらにプッシュしゴール前15kmでいきなり全く動けなくなりハンガーノックと脱水、熱中症を併発し、遥か前に抜き去ったランナーたちに次々に先を行かれる痛い経験から学びました。
    ひたすら自分のペース、自分の体の反応、痛みにこそ神経を尖らせ集中し、抜かされるとか抜いたとかに一喜一憂しない、オーバーペースのランナーはいずれ落ちてくるし、落ちてこないランナーにはついていっても自分が潰れるだけ、淡々と進み続けるのみ。
    大きなストップさえ無ければそれなりの妥当な線でゴールできるはず。

    一度グロッキーになってしまうと、ラスト5kmでさえ1時間以上かかってしまう可能性もあると学んだので、とにかくグロッキーにならないようにそれだけを意識して進みます。

    いよいよ山に入り始めます。ロキソニンのおかげで変な痛みが消えて、登り足が復活。
    結構いい感じで登れます。
    なかなかエグい階段の登りが連続し、明らかにペースが落ちてくる選手が続出します。
    かといってここでエキサイトして抜きまくってペースを乱すと、またその後自分が落ちます。
    だからガツガツせずに淡々と、じきに抜けると余裕を持ちつつ自分のペースに徹します。

    ここまでほとんど時計は見ません。タイムスケジュールも立てません。
    自分はタイムスケジュールを立てるとどうもダメです。
    レース中には予想外に走れるときもあれば、どうもきつい時間帯もあります。
    タイムスケジュールを立てると、そのスケジュールを遂行するために自分の体の反応に反してペースを上げたりしなくてはいけない状況が起きます。それが自分には合いません。
    自分の体の反応をしっかり感じ取れて、自分としっかり対話しつつ後半に向けて集中力が切れなければ自ずと良いタイムが出ますが、そうならないときはなにをやってもダメだ,と自分である程度わかってきました。

    なので基本試走はしたくない派で、計画も立てない派です。
    ただある程度のコースのプロフィール、重要なピークの距離などは頭に入れておきます。

    正直今回50kmまで全くダメでしたが、第5エイドで休んだのが良かったのか、ここでやっとエンジンがかかりました。
    集中力が上がり、ストックの力もあり、登りのペースが良くなってきます。
    基本登りでは抜き続けました。

    抜くランナーの雰囲気も変わってきました。体が結構絞れてそれなりにレース経験が豊富そうなランナーが増えてきます。
    俄然やる気が出てきます。
    そしてコースもやっと本格的な山が出てきて、さらにこの「香港100k」のハイライトである、トレイル走りつつも100万ドルの夜景を見られるセクションが続々と出てきます。

    私の記憶では60km〜70km前後はよく夜景が見えるスポットがあったように感じます。
    夜景が見えるとナイトランも安心感があって、純粋に景色を楽しめていいですね!
    万が一何かあってもきっと大丈夫、という感覚にさせてくれるので、女性ランナーには特にオススメのレースに感じます。


    この写真は香港の有名な なんとかピークからとった夜景なので、これがトレイルから見えるわけではないですが、似たような美しい夜景がなんども見えました。

    そして、昨日大瀬さんと一緒に試走した猿がたくさんいる、ビーコンヒルのエイドにつくあたりで、完全に日が暮れました。
    日が暮れる直前、かなり冷え込んできたので、バーサライトパーカを着て、この大会のために大枚をはたいて買った
    ペツル Nao を装備。

    大瀬さんと試走したときに
    「ビーコンヒルの後は下りが長いので、ここでガッツリ食べてしまうと胃がやられる可能性があるので、軽めにして次のエイドでしっかり食べたほうが良い」
    とアドバイスを受けていたので、ここではホットチョコレートとクッキーを食べて、すぐにエイドアウト。

    次に続く!

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    初100kmのダメージ&香港レポ

    • 2016.02.09 Tuesday
    • 01:21

    大変ありがたいことに、UTMBツアーはたくさんのお申し込みをいただいており、
    まだ慣れない事務処理作業に、必死で進めています。
    関空や名古屋、羽田、時に九州発など、大量の航空券を発券したり変更したり、即日発券しないと翌日価格が上がってしまうチケットや1週間はキープできるものなどあらゆる種類がありなかなか複雑を極めております。。

    ご連絡が遅れている皆様、すみません!
    なかなかこないな、という場合は再度お問い合わせください!

    さてさて、そんなわけでなかなか香港のレポが書けず、、
    100kmのダメージは以外と軽かったようで、やはり芯に来ているダメ−ジがありました。
    筋肉痛は結構早くなくなりましたが、右脚のかかと外側に痛みだ出て、整体に行ったときに腓骨筋群に強烈なコリがあり、やや腫れているとの指摘。

    確かに揉まれると、明らかに炎症系の痛み。
    触るとすごいゴリゴリした塊が。

    しかし、100km1週間後、円海山へ走りに行くと結構走れる。
    でも走り終わった後にかかとが痛い、、、。
    そんなわけで、スーパー61歳ランナーの先生がいる快鍼堂へ。なんと先日のフルマラソンで61歳にして2時間52分出したそう。
    ま、まけた。。。
    やはりひどい鍼があり、激痛。。でもこれをやると相当危険な状態も回復へ向かう。
    鍼が苦手という思いは変わらぬが、故障するのか鍼を打つのかその2択なら迷わず鍼を打つ。

    「初めての100k挑戦 香港100k」レポ

    さて、それなりのダメージを受けた初めての100km。
    レポを忘れないうちに。

    ホテルは、いかにも香港!な下町の屋台や市場が数多くある、女人街や金魚街、花園街などにほど近いモンコック(旺角)の中心地のホテルに滞在。
    周りには美味しい飲茶のお店や、屋台も多く実に楽しい場所。もちろん24時間営業のコンビニも。
    両替も現地でやるとレートがいいですね。


    こちらもホテルからすぐの花園街。いろんなお店がいっぱい!

    焼き鳥?美味しそうな香りが漂っていました!!

    旺角周辺の市場や屋台。これはナッツ屋さん。ナッツ専門店が多かったですね。

    活気があって最高です。
    大会さえなければ一日中ぶらぶらしていたいですね。

    屋台も賑わっていて、どこか懐かしい、昭和の日本のような暖かさと活気があります。

    不思議なのは若者よりもややお年を召された方のほうが英語をしゃべれるという現実。
    そう、イギリス統治時代に英語教育を受けていた方々はしゃべれて、むしろ若者はしゃべれないという不思議な逆転現象があります。

    日本の感覚だと、このご老人ではしゃべれないだろうというみなさんのほうが英語が通じます。
    物価は思ったほど安くないですが、日本と比べると少し安いような気がします。
    屋台のラーメンも、具沢山にすると500〜600円ぐらいになります。
    この屋台では、麺が4種類、具は野菜から魚、牛、豚、鶏肉などいろいろトッピングを選べて、見た目とは裏腹にアッサリヘルシーな感じの食べやすいラーメンで賑わってました。また行きたい!
    メニューは広東語しかなく、完全に勘で注文しました。

    治安も問題なさそうです。もちろん日本でもスリはいますから注意は必要ですが、日常の雰囲気として常にピリピリと警戒が必要な感じではないです。少なくともマルセイユやミラノよりははるかに安心感は高いですね。

    食べ物も生物はあえて食べませんでしたが、英語表記のない地元民しかいないような屋台でもお腹は大丈夫でした。
    水は基本ペットボトルの水を引用。歯磨きは水道水を使用。

    要注意なのは「乗り物の中で飲食はしてはいけない!」という香港ルール。
    香港は路線バスがほとんどが2階建ての綺麗なバスで観光ムード満点でついついジュースなどを一口、と飲みそうになるのですが、これがアウトです。見つかると罰金です。
    地下鉄など論外だそうで、確かに飲食をしている人を見かけません。ガムもあまり食べていないようで、地下鉄の駅でガムがへばりついている景色を見ませんでした。地下鉄は非常に綺麗で落書きなどもなく、パリのメトロよりずっと綺麗。

    電車もバンバン来ます。日本と同じ感覚で使えます。

    オクトパスという香港版スイカがあるとスイスイバスも地下鉄も乗れちゃうのでオススメです。
    最初こそ、右も左も分からないという感じではありますが、3かも地下鉄を使用しているとなんとなくわかってきて、非常に便利です。
    ラッシュ時には日本の首都圏並みに混みますが、1本待てば乗れます。ラッシュ時には椅子がない車両が来るのでみんな立ち乗りで効率が良いです。

    大会当日はホテルに送迎車をチャーターし5時半ごろ出発。
    モンコックからも45分ほどかかるかなり奥地にスタートがあります。
    深夜はタクシーも捕まりにくいので、やはり車をチャーターしておいて正解です。
    車窓からは必死でタクシーを探すランナーさんらしき姿をちらほら見ます。
    またよりによってめっちゃ寒い!
    例年の香港とは訳が違いそうです。

    しばらく走ると車窓からの建物の高さが低くなって行きます。日本でよく見る7〜8階建てのマンションを見ると「ずいぶん低いマンションだなあ」と低層物件のように見えます。中心地は20〜40階当たり前という感じなので。。

    6時20分ごろスタート地点につきますが、まだそれほど人がおらず、若干不安になりますが、公園内にテントやスタートアーチがあり、大丈夫でした。しかし凄まじい寒風が吹き付け激さむです。。
    風を遮れる場所があまりなく小さな屋根付きの集合場所みたいな場所で早くも装備のウェア類をフルに着込んで、待機します。
    天気予報でも寒波が予測されていたので、ドロップバックに預ける予定だった防寒着をさらに一枚、スタートから携帯することに。
    スタートも長袖で行くことにします。

    中間点にも、ゴールようにと考えていた防寒着を入れ、急遽厚手のグローブもドロップバックへ。
    トイレに行くと、壁のあるトイレは暖をとるランナーでいっぱい。
    公衆トイレは和式ですが、綺麗でくさくもありません。
    ただ、トイレの個室の外に大ロールのトイレットペーパーが設置されており、こちらで必要な分のペーパーをあらかじめ巻き取ってから、個室に入るという合理的システムです。
    確かにこうすることで、各個室へのトイレットペーパー補充などの作業が減ります。
    これを日本式に個室にあると思い込んで用を足すとえらいことになります。

    7時ごろからドロップバックの預かりが開始。
    ゼッケンと中間点、ゴール地点毎に預け場所が異なり、わかりやすくスムーズです。
    サクサク預けて、アップに出ます。
    寒すぎてアップせずにいられません。

    雨が降っていないのが不幸中の幸い。これで雨が降っていたら雨を避ける場所もなく、風もよけられずスタート前から低体温症になりそうです。

    スタートブースで主催者のジャネットさんやスティーブさんのアナウンス。とにかく防寒着を持って行け、無料で防寒着を提供しますと連呼しています。

    私自身も持参したすべての防寒着を用意。
    スタート直前までバーサライトを着て、冷えるのを防ぎました。
    スタートは16時間以内ゴールのエリア。実質招待選手の後ろの最前列です。



    100番手ぐらいに並んだでしょうか?
    招待選手エリアに100名はいたと思います。

    そして朝8時やっとスタート!!

    スタートアーチの外側から凄まじい集団が一気に駆け出して行きます。
    スタート地点が寒すぎたのと、ツッコミが早すぎて、フランソワデンヌの姿は拝めず。
    21日のウルトラトレイルサミットでは、UTMFで知り合い、12月にフランスの自宅にまで遊びに行ってしまったアルノールジョンヌとも再会し、フランソワデンヌとも少し話しました。でかいですね、デンヌさん。
    最強のプロ選手と思われていますが、普段はボジョレーのワイナリーを経営。そちらが本業です。

    アルノーもカフェテリアのチーフで、週末や金曜日は帰宅が深夜2時を回ることも。
    みんな働きながらあのパフォーマンスを発揮しているのです。尊敬します。

    スタートして広いロードを進み、しばらくはロードかな?と思っているといきなりトレイル入口が!100番手ぐらいでスタートしましたが、200番手ぐらいまで下がっており、渋滞です。
    スタートから1km弱でいきなりシングルトラックに入るので、記録を狙うなら多少無理してでも突っ込む必要がありますね。

    シングルトラックに入っても、無理して突っ込んだややスローなランナーさんが蓋をするため、なかなか思うようなペースでは進めません。私としてはかえって抑えられて、良かったかもしれません。

    しばらく走りやすいフラット基調のトレイルを進み、時々ダムの上を走るロードに出ます。
    この辺は自然の地形が綺麗です。
    しかしこのダムの上の横風が凄まじい!!
    体を斜めにしながら進みます。

    走って後ろに流れた足が風になびいて、反対の足に当たりつまづきそうになるという前代未聞の事態が発生。
    サンバイザーも前にかぶっていると飛びそうなので、ツバを風下に向けて走ります。

    しばらくこうしたロードを走ります。
    極力5分30秒より早くならないようにペースを抑えます。
    ここで飛ばしすぎると、後半きつくなると予測。とにかくセーブしました。

    それでも相当な練習不足な体は、早くも下で足が微妙。。
    第2エイドをすぎてトレイルに入ると無理せず歩きで登ります。

    少し行くと美しい白砂のビーチが!
    無数の島々と、都市部とは全く違う静かで手付かずな感じの美しいビーチ!癒されます。

    青空でないのが少し残念ですが、現地で見る景色はとても美しかった!
    風はすごい突風ですが。

    後半へ続く:・・!

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    Vibrum 香港100k 装備

    • 2016.01.30 Saturday
    • 21:20
    JUGEMテーマ:マラソン・ランニング
     
    1月21日 前日の仕事が終わらず、帰宅後24時まで荷物や装備をパッキング。
    3時半には家を出て羽田に向かわなくてはならない。

    ☆ 今回の装備

    バック: サロモンs lab センスウルトラSET

    シューズ: ホカ スピードゴート(飯野さんからラパヌイではなくてスピードゴートだと教わりました)

    コンプレススポーツ カーフガード

    ソックス: X socks ランスピード2

    補給:
    柿ピー 4袋
    バランスパワー6つ
    High 5ジェル 4つ
    アウレオ βグルカン 10本
    クランキーミニチョコ いっぱい
    新潟焼き のりしおせんべい 12枚
    塩飴 4つ
    ベスパ 2つ

    ファストエイドキット

    ストック: ブラックダイヤモンド カーボンzポール
    中間ドロップバックに預け

    防寒、レインウェア: モンベル バーサライトパーカー& パンツ

    サバイバル ブランケット

    メインライト:
    ペツル ナオ2  ベース設定 ワイドライト平均120ルーメン 13時間耐久セッティング

    サブライト: ジェントス 120ルーメン

    イモトのwifi レンタル携帯香港用
    オクトパス (香港のsuica)
    現金 350HKD 約5000円

    中間ドロップバック:
    ストック
    フリース生地長袖
    しまむら 化繊起毛タイツロング
    グローブ薄 長
    グローブ厚 長
    ニットキャップ
    Finetrack インナー
    ソックススペア
    スペアシューズ サロモンスピードクロス3
    ワセリン
    補給食追加分 約2000カロリー分
    フラスク 1:アミノドリンク 500ml
    2: アミノバイタルジェル +アウレオ ミックス 325ml
    3: エナジージェル250ml

    等々、全てドロップバック毎にパック。

    目標ではゴールドアワードの16時間以内だが、あまりに練習不足で20時間も想定した装備を準備。
    天気予報をチェックし、かなりの寒波が到来し、0度程度のナイトランを想定し2013UTMF必携装備に準ずる装備を用意した。
    結果、荷物はかなりの量に。

    深夜1時半就寝で3時半に家を出て、羽田に向かわなくてはならない。
    16時間のレースを控えて、この睡眠時間は頂けないが、やむ終えず、機内でなるべく寝ることとする。

    今回はHKエクスプレス LCCを利用。安くて良いのだが横浜からでも始発電車でも厳しく、家族に送ってもらうかタクシーもしくは前泊が必要となるので、トータルコスト換算すると、キャセイとかでもそれほど変わらない可能性もある。

    LCCなのでもちろん映画等なし、水さえも無く全ての飲食は有料となる。
    10時頃出発のキャセイなら、首都圏なら早朝の電車、バス等で間に合うし、映画あり食事サービスお酒ももちろん飲めるので、差額約1万円の価値をどう受け止めるかで選択肢が変わりそう。

    そんなこんなで、バタバタと朝3時半に空港へ!

    空港で大瀬選手を待っていると、ついこの間、トルデジアンのテレビで活躍された飯野選手が!
    大瀬選手とはお知り合いで、一緒に色々お話を聞く。
    飯野選手は基本ランメインで走れるコースが好きだそうで、あまり山々していない方が好みだそうだ。
    砂漠マラソンなどにも興味津々で、走力が求められるウルトラロング系の世界のレースに挑戦したいとのこと。

    トルデジアンで飯野選手が使っていたのと同じシューズを持ってきたことを伝えると、
    「あ、スピードゴートですね!香港に良さそうですね!」
    とのこと。
    「あれ?ラパヌイじゃないの?」
    「あ、もし僕がトルデジアンで使ってたのと同じモデルだったらスピードゴートだよ」
    と教えていただいた。

    そんなこんなで、香港へむけて離陸!

    レポへ続く・・・

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    Vibrum 香港100k データ(84kmで電池切れ)

    • 2016.01.28 Thursday
    • 23:26

    初めて出場したVibrum HongKong100k。
    ツアーでの参加のため、大会中香港在中の現地スタッフさんにもご協力いただきながら、自分自身も状況に応じてサポートに回る事も視野に入れつつのスタート。

    万が一にも自分が負傷するような事があってはならないため、極めて慎重にディフェンシブな走りに徹した。
    安全に確実にコースの写真や動画を撮影しながらの参加。

    スタートも300番手ぐらいで、いきなり渋滞にはまるなど、今まであまり経験のないパターンでのレース。
    でもそれが良かったのか、12時間経過後常に体を蝕む内臓トラブルも最小限に抑えられ、終始淡々と進む事ができたように思う。

    下りなどはとにかくディフェンシブに慎重に進んだため、脚のダメージはハセツネよりはるかに少ない感じ。
    実際いつもは快適筋肉痛に見舞われるレース後だが、今回は100kmという今までの最長レースだったにもかかわらず、そこまでひどい筋肉痛にはならなかった。

     

    ラスト10kmほどでバッテリーが切れ、ゴールまでの計測は出来ず。。。

    最後の山もかなりプッシュできたが、寒さからカロリー計算が狂い、なんとラスト1kmでハンガーノックになりフラフラに。
    かろうじてわずかに残っていたジェルなどを飲み、ゴールにたどり着いたが、ラスト1kmで2人に抜かれてしまった。

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    Vibrum 香港100k 動画

    • 2016.01.27 Wednesday
    • 10:55


    昨夜帰国。香港は近くていいですね。
    国内旅行同様の距離感で、遊びに行けます。
    飲茶も美味しかった!

    週末にぶらっと香港行くのもいいかも。

    大会は、非常にすばらしいホスピタリティで、走りやすく初めての海外レースに最適だと思っています。
    ですが、今回は100年に一回とも言われる、大寒波がボリュームゾーンを襲い、ゴール前1〜10kmの山でビバークが続出。
    香港トップニュース沙汰になってしまいました。

    一生懸命大会を準備してきたオーガナイザーは警察や消防の手配に追われ、一部のランナーからは非常に厳しい言葉の投げかけられたようです。

    今回のケースは非常にイレギュラーであり、かつ非常に短時間に天候が劇的に悪化した事、標高1000m以下である事、香港という基本温暖な土地である事、最終エイドからゴールまで10kmしかない事など、普通に考えたら多少の天候悪化でも乗り切れる内容だった事が、かえって多くの救難要請必要者を出してしまったのかもしれません。

    幸い全員安否確認が完了したそうです。
    おそらく来年は必携品などのレギュレーションが大幅に厳しくなる事と思います。
    またウルトラトレイルワールドツアー第1戦という事もあり、ワールドツアー側のレギュレーションも改定される可能性があります。
    今回は最悪の事態は免れましたが、そうなってしまった時、間違いなくこのトレイルランニングというスポーツは攻撃されるはずです。

    ITRAはコースの安全性、エスケープルートの確保、救助マニュアルなどレース主催者への安全対策への準備状況などを審査する組織としても重要な役割を担う事になる事と思います。

    そしてすばらしい大会を作ってきたVibrum香港100kの主催者も、頑張ってぜひ継続できる事を祈りたいと思います。
    本来なら、安心、安全の筆頭のような大会なだけに、色々と考えさせられました。

    とにかく100年に一度の大寒波さえなければ、申し分ないすばらしい大会でした。



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    Vibrum 香港100k 速報

    • 2016.01.24 Sunday
    • 07:19

    異例の寒さとなった香港100k、スタート時の気温は7〜10度、夜には雨か雪の予報も。
    なかなか厳しいコンディションではありましたが、何とか無事ゴールすることが出来ました。

    前半は調子が悪く、50kmあたりで一度足が終わり、リタイヤが頭をよぎりましたが、
    デポジットバッグのある中間点のエイドで着替えたりタイツを履いたり防寒対策をしっかり行っているうちに回復したらしく、後半のアップダウンの厳しいセクションで徐々に順位を上げていき、一時160位だったところから、ラスト10劼任気蕕砲發Ε廛奪轡紊鬚けて、97位 14時間25分(日本人8位120人中)でゴールすることが出来ました。

    今までいつも苦しんでいた10時間〜12時間で必ずやってくる内臓トラブル、補給が出来なくなり吐き気や胃腸のガスの充満を、今回はだいぶ改善して回避し、特に前半固形物の補給を積極的に行って、60kmを過ぎてから順位を上げていくことが出来たのが大きな収穫でした。

    香港トレイルはロードが多いのですが、細井遊歩道のような感じで走っていて楽しめるルートが多く、牛やロバのいるのどかな山村や、白砂の美しいビーチ、豪快な100万ドルの夜景を何か所で見ることが出来るないとランなど、変化に富んでいてとてもよくできたコースです。





    エイドでは沢山小学生から中学生ぐらいの子供たちが、一生懸命元気にランナーを迎えて補給をしてくれたり、絶妙なチームワークでドロップバックを用意してくれて、オーガナイズは完ぺきです。

    日本から近くて航空券も安く、また最短3泊四日という会社にも影響の限りなく少ない遠征が出来ることも魅力です。

    初めての海外挑戦に最適な大会だと思いました。

    一緒に行った大瀬和文選手は見事7位で日本人1位を獲得、今は横のベットで爆睡しておられます。
    日本のトップランナーと一緒にツアーに行き、いろいろアドバイスを聞いて、さらに世界最高峰の大会で入賞してしまう大瀬選手の力に敬服するばかりです。

    ブラボー!


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    結局買ってしまった。。これ

    • 2016.01.20 Wednesday
    • 00:41


    明日21日より、香港へ行きついにラン開始4年目にして100kmの壁に挑戦する事となりました。

    そして、初めてのウルトラトレイルワールドツアー参加。

    あくまで仕事としてではありますが、今後のツアー開催のために身を持ってコースを熟知しておく事は、2017年以降参戦されるランナーさんのために詳細をお伝えできるように視察も兼ねています。

    正直せっかくの初100km挑戦ながら、準備はほとんどできませんでした。

    付け焼き刃で丹沢や月例で無理やり走りましたが、そんなごまかしが効くような世界でない事はよくわかっています。

    とにかく自分がトラブってはならないので、安全確保のためついにこれを買ってしまいました。



    ペツル NAO2

    ハセツネで2900円のジェントスと100ルーメンのウェストライトで霧にやられ、何も見えず転倒を繰り返した苦い経験から、学びました。

    ライトはケチるな。

    夜間走でライトがダメでは命に関わります。

    ライトはお金をかけるべきアイテムだと、ハセツネで痛感しました。

    ライトの照度の不足で力を出し切れないのは非常にもったいない。

    もっと攻めたいのに見えないから攻めれないのでは、それまでの努力も報われません。

    より挑戦しがいのある難易度の高いレースになればなるほど、ナイトセクションは多くなり、夜間走の重要度が上がります。

    結局最終的に良いライトを買う事になるのなら、初めから買えばよかった、となるのが目に見えていたので、もう思い切って買いました。

    最近相当色々なライトができましたが、やっぱり名門ペツルの最上級、センサーによりオートマチックでスポットとワイドを調整し、PCとの接続で耐久時間と光量を調整できるという、最強の機能を備えたNao2。

    マックス575ルーメンという、劇的に明るいと評判のライトです。

    香港100kは後半になればなるほど難易度が増し、疲労が蓄積し、ナイトランになりコースがきつくなる設定です。

    そこでさらに視界が悪くては、完走できないかもしれないという事で、買ってしまいました。。

    万が一にも、これを使わずに終わるような事にはならぬように、がんばります。




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