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    御嶽山 噴火現場

    • 2014.09.30 Tuesday
    • 02:33


    御嶽山の噴火による被害は予想を遥かに超えた。
    予知がきわめて難しい水蒸気爆発であった事、紅葉の始まる暑すぎず寒すぎない、秋の絶好の登山日和、更にちょうどお昼時で、最も山頂に滞在する登山者が多い時間帯、全ての条件が揃ってしまった。

    命を落とされてしまった全ての方々のご冥福をお祈り致します。

    御嶽山は霊山と呼ばれ、山岳信仰が盛んだったその昔、大変な信仰を集めた神の山だったそうです。
    今は舗装路が田の原まで出来て、殆ど登山者が通らなくなった王滝村からの山道には無数の石碑が立ち並ぶ、一種独特の雰囲気を持ったまさしく霊山と呼ぶにふさわしい山です。

    昨年わたしはこの御嶽山に魅了され、はるばる日帰りで7月8月に2回も登頂、スカイレースも合わせると3回登頂し、賽の河原を超えて五の池までお鉢めぐりし下山する山行を行いました。


    写真が御嶽山最高峰地点、剣が峰の神社前。写真の正面がおんたけ頂上で、この稜線の右側が地獄谷と言われる、今回の大噴火の火口となります。

    まさしくこの写真を撮ったこの地点こそ、最も多くの被害者が出た、剣が峰の神社前の広場です。
    ここは火口から500mと最も近く、更に火口上方であった事から、激しい熱風と火山ガス、火山灰、岩石が降り注いだと言われています。


    こちらが、神社社務所と石碑。この左の社務所の軒下に隠れる事が出来た登山者は命は助かりました。
    こちらにたどり着けなかった登山者の多くが命を落とされたそうです。

    この場所は昨年、今年のおんたけスカイレースの折り返し地点となりました。
    私にとっても、大変思い入れのある山頂です。

    ここが、近年最悪の山岳事故現場となってしまいました。

    各方面で、被害拡大の原因を追及するニュースが報道されていますが、御嶽山の突然の噴火の予測は限りなく不可能だったと私は思います。
    私が1ヶ月前におんたけスカイレースを走っていた頃には実は相当な力が地下では蓄えられていたと言う事になります。
    本当に山の神様のみが決めた出来事であり、スカイレース中に噴火していてもおかしくなかっただろうし、不運としか言いようがありません。

    今回の件で富士山にしろ、浅間山にしろ、活火山に登ると言う事はいつ何時このようなことが起るか解らないと言う事を心して登るしか無いのだと思います。

    一人でも多くの命が助かる事を祈ります。

    大好きな御嶽山が 噴火!!

    • 2014.09.28 Sunday
    • 00:25


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    御嶽山の剣が峰 2013年8月

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    今回噴火した噴火口の直ぐ側の可能性がある二の池 2013年8月

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    賽の河原を超えた場所にある五の池山荘

    つい先月下旬に おんたけスカイレースで走った 御嶽山が噴火した。
    テレビのニュースを見て目を疑う。

    そもそも、御嶽山が活火山だと言う認識が無かった。
    浅間山の方がよっぽど活動的で噴火リスクは高いと思っていた。
    今年も昨年も スカイレースを含め計4回登ったが、煙が上がっている場所も無かったし、硫黄臭も少なかった。

    ニュースの映像から見ると4カ所ぐらいから激しく噴煙が上がり、相当な激しさで噴火しているようだ。

    スカイレースのエイドのある御岳山頂の山荘も火山灰に覆われ、恐らく噴火で飛んだ岩によりガラスが割れたり天井に損傷を受けたり、大きな損害が出ている。
    二の池脇の山荘などはもっと深刻だ。

    万年雪の麓にあり、エメラルドグリーンの静かな美しい池だったが、あの下でとてつもなく大きな力が蓄えられていた。

    秋口の土曜日と言う事もあり、相当数の登山客、もしかしたらランナーもいただろう。
    既に1名の被害者、重傷者も多数いるようで事態は深刻だ。

    山は今も生きている。
    その力の前に人間は無力。
    その事を改めて痛感した。

    どうか一人でも多く、無事に下山できる事を祈りたい。

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    3ヶ月ぶりの復帰 おんたけスカイレース

    • 2014.08.25 Monday
    • 08:05

    4月のUTMF STY後、5月の道志で故障し、6月八重山、7月のキタタンを相次いでDNS。
    2ヶ月かけてリハビリし
    やっと走れるようになった復帰山練でまさかの負傷。
    再び2週間走れなくなり、リハビリを再開。。。

    5月 走行距離50km
    6月 60km
    7月 65km・・・

    おんたけスカイレースの3週間前にやっとジョグが出来るようになり、2週間だけだが塔の岳に2回、通勤ラン2回の計65kmのラン練習と、ロードバイク120km一回の準備で挑む事となった。

    かなりの練習不足と付け焼き刃の準備で不安だらけだが、とにかく完走しようと言う思いで挑む。
    今は、こうしてまたレースを走れる事がとても嬉しかった。

    おんたけスカイレースは3,096mの御嶽山山頂まで登り、さらに二の池、五の池の実質二つのお鉢を巡るような形で
    標高2900m前後の高さを、約7kmの超絶景お鉢巡りをして、更にスタートまで下ると言う、恐らく日本で他に類を見ない本格的スカイランニング。世界でも3000m級のスカイランニングはそれほど多くないように思う。



    昨年は悪天候で王滝頂上から剣が峰の区間が大荒れとなり、急遽お鉢巡りが中止になると言う事態で、一番のハイライトであるお鉢巡りが出来ないと言う悲劇に見舞われた。

    しかし、、、

    なんと今年もよりによって日曜ピンポイントで雲行きが怪しく、まるで昨年の再放送かのようにスタート直前から雨が・・・
    昨年の事もあり、スタート前まで剣が峰と連絡を取り合い判断したようだが、なんと今年もお鉢巡り中止・・・

    めちゃくちゃテンションダウン・・・

    このところの猛暑が嘘のようにスタート地点の気温は23度程度、雨に突風が吹けばお鉢巡りの気温は10度以下は確実。
    今年こそ、お鉢は巡りたかったが、安全の為には仕方が無い。

    実際昨年の暴風雨はトレイルの大会で初めて生命の危険を感じたレベルだったから、この大会での悪天候は慎重な判断をせざる終えないだろう。

    今年はスカイランニング世界選手権で18位に入った松本大選手が参戦。昨年の勝者 荒木選手、女王 大石選手
    などなかなか濃いメンバー。

    そういえば、、、

    昨年は初めて相馬選手と同じスタートに並び、土砂降りの中、びしっと背筋の通った迫力のあるフォームで走っていく相馬選手の背中が印象的だった。きっと帰って来てくれる事を信じたい。

    今年のおんたけスカイレースはリハビリ直後と言う事もあり、ギリギリまで出走を検討していて、宿もギリギリまで取っていなかったせいで、王滝周辺は全く取れず、15km程離れた小さな町の小さな旅館をやっと見つけて宿泊。

    こんなところ、こんな機会でも無ければ絶対立ち寄る事はないだろうと言うような小さな町だったが、そんな出会いもまたレースの楽しみの一つ。
    劇的にカビ臭い全く日の当たらぬ和室に宿泊。でも、連日の猛暑の中の仕事と付け焼き刃ながら短期間での走り込みで相当疲れており、意外と良く寝れた。

    今回は絶対お鉢を巡ってやると意気込んでいたので、ボトルポーチではなくUltimate DirectionのSJベストにバーサライトの上下を装備して来た。なのにスタート直前にお鉢を巡らない事が解ったため、過剰装備でボトルポーチに変更したかったが時既に遅し。

    小雨のそぼ降る中、神主さんのおはらいを受けて安全祈願。ここまで怪我や故障が続いたので真剣におはらいを受ける。
    どうか、怪我しませんように!

    おんたけスカイレースの下りは、私の知る限り日本最高峰に危険なダウンヒルだ。
    頂上から2300mの田の原までの下りは段差1mクラスの岩飛びが連続し、頭大の岩がごろっごろ。
    落石や捻挫リスクは国内最大級だ。

    さて、小雨がちょうどやんだ頃に朝7時 王滝中をスタート!
    昨年は前半のロードと林道を飛ばしすぎて、ゲレンデ登りで失速気味だったので、必死に前半抑える。
    ここ2週間、ひたすら体が重く、浮腫みまくっていたため、体が動きだすまで我慢我慢。

    50番手前後で入る。すぐ近くを女王 大石選手が進んでいるが、今回は着いて行かない。
    大石選手は絶妙なペース配分で、急勾配は無理せず、緩い所は良いリズムで進む為、着いて行くと意外と着いて行けてしまう。
    だけど絶妙なテンポアップで、気付かぬうちに自分にとってはオーバーペースに突入させられてしまう。

    ただでさえ圧倒的な練習不足。百戦錬磨の女王と同じペースで行けるはずは無い。
    着いて行きたい気持ちを抑えて、背中を見送る。



    最初の3km程はロード、そこから砂利の林道に入り更に4kmぐらいすすみ、沢を渡るとトレイルを抜けてすぐにゲレンデ登りになる。ゲレンデは23〜25%、部分的に30%を超える急斜面がひたすら続く。

    昨年はストックを使用したがあっという間に腕がいっぱいになり、田の原からの岩だらけの登りはストックが扱い辛く、今回はストック無しにしてみた。

    標高2200mあたりの田の原エイドからいよいよ本格的な山道となるのだが、一気に酸素の薄さを感じるようになり、体が思うように動かなくなる勝負所だ。
    そこまでのゲレンデ登りは少しでも余力を残しておきたい所。

    田の原の鳥居。ここからがおんたけスカイの本当のスタート

    ひたすら膝プッシュで歩き続ける。遥か前方、いや上方と言った方が正しいだろうか、先頭グループらしき隊列が見える。
    世界の松本選手はこの急登さえも走っているのだろうか?

    前半のロードと林道をオーバーペースで入ったランナーはこのゲレンデで落ちてくる。
    このゲレンデを終える頃には一通りの振るいにかけられ、その先はなかなか順位変動はしなくなる。

    やっとこさ修行のようなゲレンデ登りを終えて、田の原エイドに到着。
    こっからが本番だ。

    今回はこの田の原で水を補給する前提で、SJベストのダブルボトルにはアミノバイタルジェルを300mlずつ2本に入れたのみで、水は最小限にしていた。

    そのため田の原では片方のボトルに300ml程水を足し、コップ一杯は飲んだ。

    20秒程でエイドアウトし、登山口の鳥居を下り、直線の砂利道を走る。
    いつも思うが、この砂利道は実はいい感じに登っており、つい頑張って走るとものすごく苦しくなる。

    足も結構来ているので、早めに歩きにシフトし、木段を登り始める。

    朝の雨の影響でトレイルはびちょびちょ、どろどろ。景色が去年と全く同じだ。。。今年こそ快晴の絶景スカイランを楽しみにしていたのに・・・

    この辺りから女子2位でフランスシャモニーでのスカイランニング世界選手権にも参加していたらしい女子選手と抜きつ抜かれつを続ける事に。小柄でかわいらしい感じのきゃしゃな体つきながら、私同様、膝プッシュを降る使用してかなり呼吸を荒げながらもぐいぐい登ってゆく。負けていられない。

    今回はお鉢巡りが無いだけに、田の原からはプッシュすると決めていた。
    呼吸は相当苦しいが体は動いてくれていた。

    この辺からは40%超の急登が繰り返す。ゲレンデ先行されたランナーも5名ぐらいは抜き返した。

    私はトレランでは呼吸が苦しいと言う事は殆どないのだが、今日に限っては呼吸がとにかく一杯いっぱい。
    2700mを超えると、頭のイメージと実際の足の着地がズレて来て、何度もつまづいたり、バランスを崩してぐらぐらしたり
    明らかな酸欠症状が出始める。

    王滝頂上手前で左へ迂回し、距離を稼いでから王滝頂上に入るのだが、この迂回路が鬼門で、相当な酸欠になり大きな段差を登る時に頭がクラックらして後ろにひっくり返りそうになる。

    これぞ3000m級スカイランニング。でも一歩間違うと大事故につながりかねない。限界を超えない自己セーブ力も試される。

    頂上直前、一瞬走れるセクションがあるが、酸欠がひどく足下がおぼつかない。

    王滝頂上をこえるといよいよ剣が峰へあと1km。
    この稜線が昨年は暴風雨で体感温度は0度だった。

    今年は突風で体感温度は5度。。。
    剣ヶ峰はすぐそこなのだが、突風により汗で濡れたウェアからどんどん体が冷え、たまりかねてウィンドシェルを着込む。

    風でシェルがバタバタなびいて、中々着られない。止まって初めて気付くが、相当心拍が高く、手が痺れていてチャックが中々閉められない。

    もたついていると、3名ぐらいに抜かれ、登りて離していた女子2位のランナーにまた追いつかれてしまった。

    なんとか食らいついて剣ヶ峰の最後の急な石段を登る。
    心臓がバックバクで完全レッドゾーン。
    下りならきっとあの華奢な女子2位ランナーは引き離せるはず…

    なんて思いながら、折り返して下り始める。
    おんたけの超危険な下り。岩だらけでそこらじゅう捻挫トラップに埋め尽くされて居る。

    登りでレッドゾーンに入っていた足は、全然バネが死んでいて踏ん張れない。
    そうこうして居るうちに、あっという間に女子ランナーは視界から消えた!
    は、はやい!!

    む、無念!今の私の相手ではなかった…

    気を取り直し、とにかくまた怪我をしないように最大限注意しながら下る。
    慎重になる為、リズムに全く乗れず、テンポの悪いダウンヒル。

    王滝頂上に再度戻るが、酸欠がひどい。
    水をわずかに補給し、少しでも呼吸を整えようと深呼吸する。

    さあ、ここから田の原まで、危険な岩飛びダウンヒルだ。
    落差1m前後の飛び降りが何百回と繰り返される危険な下り。
    途中前のランナーが拳3個分くらいの岩を蹴飛ばし、ゴロゴロと転がり出し、慌てて私が掴み落石を防いだ。
    気をつけていても、そこらじゅうにこうした岩が転がって居るので細心の注意がいる。
    登山者も多く、大会の事前告知はあるものの、ランナーが起こした落石で登山者が怪我をしては、大会継続にも影響が出かねない。

    しっかり声をかけながら、自分も転ばないようにより足に負担が少なく安全なルートを探しながらガレガレの岩場を駆け下りる。怖い怖い!

    全てのランナーが何度もバランスを崩しながらも立て直しながら下って居る。
    うーん、この大会、これからも事故なく継続して欲しいが、転倒や落石リスクがかなり高い…。登山者を巻き込む事故を防ぎたいが、かなり危険度が高い…。
    今後も無事でありますように!
    祈る気持ちで下り続ける。

    やっと田野原迄おりて来た。
    田野原エイドまえの緩やかで走りやすそうな林道が、もはや拷問の下りに感じる。大腿筋群が壊滅的ダメージを受けている!
    「ひーっ!ひーっ!助けて〜」
    足が泣き叫ぶ。

    田野原ではかなり気温が上がり、暑いのでシェルを脱ぎ、オレンジ二切れ、水を300ml補給。1分ほどでエイドアウト。

    エイドから最後の地獄のゲレンデ下りに入る迄の登りは、少しでも回復させる為に歩いた。
    それでも呼吸が辛く、レッドゾーンから下がらない。

    だ、ダメだ、このままゲレンデ下りに入ってはいかん!
    そう思いながらもゲレンデについてしまう。
    「うー、嫌じゃあ!わしはこのくだりが嫌いじゃあ!」

    ゲレンデの、エッヂに、立たないと下り斜面が見えない、明らかに上級コースな下り。
    一歩踏み出した瞬間、
    「あかん!あか〜ん!」
    膝が抜けてすっ転びそうになる。
    マジか!
    「足、全然無いやん!どーしよ!」

    最初の20mで危機感を覚え、すぐに止まり、シューズを締め直す。
    最初数歩で思いっきり親指がつま先に突き刺さり、いきなり爪が浮いた…。

    マジか〜、ゲレンデ下りは長いぞ…
    って言うか基本ゴール迄、ずーっと下りだぞ…
    半ベソである。

    気休めに腿伸ばしストレッチをしてみるが、あまりに足がパンパンで意味がない感じ…

    ああ、神様、下りを緩やかにして下さい!
    そう願いながら、苦悶の表情で激痛の足を引きずりながらよろよろとゲレンデを下る。
    松本大選手はきっとインパラのごとくこのゲレンデを駆け下りたのだろう…
    私はまるで太り過ぎた15歳の老犬のようにヨタヨタとつまづきながら、転ばないのがやっとだ…。
    弱い。弱すぎる。情けない…。

    やっとの思いでゲレンデ出口の給水に着く。もう完全に大腿筋群は壊滅…。
    スタッフに順位を聞くと「70位くらいです」との事。

    私は昨年、キタタンでの惨敗があまりに悔しく、二回の試走を含め、三回おんたけのコースを走り、かなり気合を入れて練習し参戦し70番代中盤で、ゴールした。

    「なんや、昨年から成長しとらんな…」
    なんだか気分が落ちる。
    でも、故障と怪我で、全く走れなかった割には頑張ってるんじゃ無いか?
    自分をなんとか奮い立たせる。
    でないと、辞めそうなぐらい足が無い。

    とにかく完走する、そう決めたでは無いか!
    鞭を入れエイドを去る。

    気持ちとは裏腹に、オーバーヒートしすぎていて、手がビリビリ痺れている。
    ゲレンデエイドのあと、スキー場の駐車場のようなへ位置を横断するが、あえてそこは深呼吸しながら歩いた。
    出ないとゴールまで行けないぐらいレッドランプが点滅していたから。

    さっき抜き去ったランナーに再度抜かれるが、仕方が無い。少しでも回復させないと、もう下りで全く踏ん張れない。

    再び林間コースのような下りに入ると、ゆっくりジョグで進む。というかそれ以外に選択肢が無かった・・・

    傾斜がやっと緩くなってくると、走れるようになって来た。
    最後の森の中を抜けるトレイルに入る。
    ロードに出るまでの恐らく2〜3kmかと思うが、この区間のトレイルはとても気持ち良い。
    自分の好きな細かいアップダウンをしながら下って行く。
    足が復活して来て、良いリズムでテンポを刻み続け走り抜けた。

    この森の中で、完全に足が終わってしまったランナーとどうやら捻挫したらしい、びっこを引いているランナーを抜かす。

    結構良いペースで下っていたつもりだったが、ロードに出る直前でまた一人に追いつかれるが、この緩やかな下りのロードは私は嫌いじゃない。昨年も3人程抜き返してゴールした。

    ところが!
    このランナーロードも超速かった!
    私もkm4分30ぐらい出ているのに、どんどん引き離されてしまった。
    彼はおそらくkm4ぐらいだったのでは?
    しかし、彼に引っ張られ、最後のエイドで2人、ゲレンデ下りで抜かれたランナーをラスト2kmぐらいでとらえる。

    その前には全くランナーが見えなかったので、このランナーが抜かせる最後の一人と判断。
    さすがに自分も足がキツく、タイミングを誤ると抜き返されそう。
    あえて無理に追いつかず、じわりじわりと差を詰め、10m差ぐらいでしばし観察。。。

    ゆっくり並んでしまうと、ゴールも近いのでねばられてゴール勝負になるのも嫌だし、緩く登っていて精神的にキツい所で一気に離そうと判断。(まあ、この争い全く優勝争いでも何でもないんですが・・・)
    昨年の記憶で、ゴール前緩ーく登っていてキツい箇所を覚えていたので、そこを登りきる手前で一気に加速し抜き去り突き放す。

    うまい事一気に離れたので、そこからは次の上州武尊スカイビューの事を思って、最後までしっかり追い込もうと4分40秒前後でゴールまで踏ん張り、やっとやっとみえてきた王滝中学校のゴールアーチ!

    本当に長い3ヶ月だった。もう今年は走れないんじゃないかと思った。
    今年はもっともっと躍進したいと思っていたのに、立ち止まってしまった。
    それでも、こうしてまたゴールにたどり着けるようになった!
    嬉しい!自分はまた走れる!
    足はもう壊滅的ダメージだが、ゴールに飛び込んだ!

    しばらくその場から動けなかった。出し切った。

    校舎の壁に寄りかかり倒れ込む。
    久々の達成感。
    人生で初めてリタイヤした道志から3ヶ月。
    道志のリタイヤは本当に気分が悪かった。
    もうあんな思いはしたくない。

    2ヶ月間悩まされた左くるぶしも、1ヶ月前に倍に腫れ上がった右足首靭帯も、殆ど痛みはない。
    丁寧に診療指導してくれた横浜スポーツ医科学センターの理学療法士にも本当に感謝だ。

    ゴールで倒れ込んでいると、さっきゴール前4kmくらいで抜き返したランナーが正面からやってくる。
    「あれ!うつぼんさん!!?」

    「ン?」
    俺、この大会で知り合いいなかったと思うけど・・・?

    !!!
    なんとなんと10年前に、海外でともに同じ目標を目指し頑張っていた同士ではないか!!
    びっくりした。

    思い起こすと彼とは、山頂から田の原エイドまででもかなり競り合っていた。
    なんと言う偶然。
    「くそー!まけた!笑」
    彼は悔しがっていた。

    一緒に完走賞を取りに行く。

    私は4時間30分台で60番台前半ゴール。
    なんとか昨年のタイムは更新し、順位も10位前後上に上がった。かろうじて最低限の目標は達成できた。
    彼は70番台。7分弱のタイム差をつけていた。
    同じレースに出ていても600〜900人いるなかでレース中に合える確率は高くない。
    そんな中、お互い全く知らずに10年ぶりに同じ大会のスタートに並び、お互いがベストを尽くしている中でサイドバイサイドの争いをしてゴールするなんて、やっぱり縁があるんだなと思わざる終えない。

    しばし昔話に花が咲き、楽しい時間を過ごした。

    ところで、今回の目玉、先日のスカイランニング世界選手権で18位と世界レベルを証明した松本大選手は
    驚きの3時間9分というタイムでぶっちぎり優勝!
    スカイランニングではもはや敵無し?いやもしかすると宮原徹選手のみ良きライバルか?

    4時間切りは、しっかりトレーニングできれば実現できるかもしれないが、3時間9分はもはや神の領域。
    鹿や猿にならないと倒せないだろう。

    今回の大会のリザルトを見ると、日本のトレイルランナーの年齢層分布が見える。
    やはり圧倒的に30代が多く1位から12位までの11名が30代、1名は40代。
    私は30代では30番台前半だが、もし20代だったら年代別10位以内。
    40代の方が20代より層が厚く上位者が多い。
    日本には優秀なランナーが大学に沢山いるはずだが、大学を出て就職すると同時にみなランニングから離れてしまうのだろうか?
    欧米では趣味としてのランニングを10代20代30代変わらず継続できるクラブチームでの活動がメインになること、あとはやはり圧倒的な労働時間の違いが、新入社員となりがむしゃらに働かなくてはならない日本の環境が20代ランナーの現象の原因かもしれない。

    大学で頑張って来たランナーがその後も趣味としてのランを継続して楽しめる時間と環境があれば、もっともっと日本のトレランレベルも上がりそうな気がする。
    まあ、実際そうなると私のようなランナーの順位がどんどん下がって行くだけなのだが・・・

    夏休み最後の週末、中央高速の渋滞は必至。
    帰りにおんたけ定番となっている、木曽福島のせせらぎ館へ。
    茶色の鉄分たっぷりの濃い温泉を堪能し、食堂で親子丼をごほうびに!
    タンパク質をしっかり補給しないと、明日からは間違いなくは破壊的筋肉痛との戦いが待っている。

    長く苦しい大会の後の、温泉と食事。この時間が至福の時ですね!

    次は今年のセカンドメインイベント、上州武尊スカイビュー66km!
    おんたけスカイで相当な刺激が入ったし、良い高地トレーニングが出来たので、この流れを止めないように、ベストを尽くして
    頑張りたい!!

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    おんたけスカイレース 出ます! 付け焼き刃 塔の岳練

    • 2014.08.18 Monday
    • 01:54








    靭帯損傷から3週間でなんとかラン復帰し、おんたけスカイレース2週間前から

    必死の付け焼き刃練習に励んでいます。



    なんとかStravaの塔の岳ランキングは1位をゲット!

    でもベストタイムはあと5分ぐらい速いはず。

    でも登りも下りも本当に3ヶ月ぶりに痛み無く走れて、走れる幸せをかみしめています。

    おんたけスカイレース、なんとか去年の順位は更新したいですが、現状3ヶ月の走行距離が300km以下で
    相当厳しい感じです。


    とにかく怪我せず、完走!今年はお鉢巡りしたいですね!

    おんたけスカイレースはコースマップだけ見ると単純なピストンコースに見えますが、

    自分の中では日本のトップ3絶景スカイランコースだと思っています。

    3000m級でお鉢巡りをして、更にスタートまで戻るレースは唯一無二。

    大好きなレースです!

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    おんたけスカイレース2013 まぼろしの・・・

    • 2013.08.29 Thursday
    • 02:14


    私は確かに28番目にゴールにたどり着いた。
    それはまぎれの無い事実。

    しかーし!!

    なんと約60名がお鉢巡りに突入していたらしい!
    二の池を回るのみだったと言う話も聞いているが、真相は不明。

    そして当然の事ながら先行してお鉢巡りに突入した選手が上位に入る事となった。
    つまり私よりも後ろでゴールしている選手でも、お鉢巡りをした選手がまず上位ということ。
    だがおはちに入ったがすぐ引き返させられたと言う選手もおり、なかなか正式な成績をはじき出すのは難しそうだ。

    とにかく、私の28位ゴールは幻となった・。

    だけど、悔いは無い。出し切れたし、ベストを尽くせた事に変わりはない。
    後もう一息前で剣が峰に達していたらお鉢巡り組に入っていた。

    速報リザルトがサイトに出ていたが、全体の10%以内には入っていた。

    20番台ゴールの目標は、また先に繰り越されたが、いつが実現できるように頑張ろう!!


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    おんたけスカイレース2013 レポ

    • 2013.08.27 Tuesday
    • 06:39


    キタタンの大撃沈で火がついた私のやる気。 トレランデビュー戦の三浦縦走以来の計画的な練習を実施して望んだ。

    前日は車中泊かテント泊を考えていたが、せっかくちゃんと準備したのだからベストで臨みたいと直前に宿探し。
    だけど軒並み満室。おんたけ休暇村がわずかに残室が有ったので、泊まる事に。
    8500円と私的には結構贅沢な価格だが、他に選択肢が無いので仕方ない。

    まあ昭和の宿なので施設の古さは多少否めないものの、部屋は清潔で快適。
    食事は宿代の割に夕飯も豪華で鮎の田楽焼きやら、豚肉の鍋物、茶碗蒸し、お刺身等々、ヘルシーでなかなか豪華。
    ランナーにも敬遠したいものも少なく、おいしく頂きました。

    翌朝4時半起床。窓から嫌な音が。ザーザーと黒い雲から降り注ぐ雨。そして寒い。
    休暇村は1700mぐらいか、だとすると御岳の頂上は下手すると一桁気温。
    暑さ対策ばかり考えていたが、急遽寒さ対策を強いられる事に。

    ウェアをノースリーブメッシュから、半袖ウェアに変更、アームウォーマー、レインウェア、さらにウィンドブレーカーを装備した。
    どう計算しても頂上温度は10度以下になる。しかも雨では寒さで体が動かなくなるリスクを配慮する必要が有った。
    グローブも指切りから指長にした。

    ハイドレにはアミノ酸系エナジージェルを3本半750ml+スポドリ300mlをいれて、水分よりもエネルギー系
    重視にした。

    シューズも軽量登り重視のアディダスデュラモ5TRから、ウェット、マッドグリップ最強のサロモンスピードクロス
    へ変更した。念のため持って来てよかった。

    スタート1時間前にシトシト雨の降るスタート地点へ到着。
    トイレ渋滞がすごい。宿ですませて来たが、再度便意が・・・。スタート30分前になり続々とランナーが並び始める。
    ああ、なるべく前に並びたいのに。しかしこのトイレを行かないと大会中まずい事になる予感がしていたので、
    とにかく待ち続け、スタート15分前にトイレ完了。
    もう既に200名以上が並んでいる。ちょっとずつスペースを進み、なんとか70番手ぐらいに並んだ。
    本当はもっと前が良かったが、あのトイレを犠牲には出来なかった。

    しかしトイレ渋滞の影響で、ウォームングアップは出来なかった。最後の最後で若干しくじった感が。。この寒さなのでちゃんとウォ−ミングアップしたかった。

    スタート30秒前からさらに雨脚は強くなる。
    それでも登りの前半は暑くなると考えレインウェアを脱いでスタート。
    やはり厳しい登りが長く続くと言う事も有り、入りは意外とスロー気味。
    トップランナー10名ぐらいが、かなりのスピードで進んでいくがメイングループは様子を見ながらと言った感じ。

    田の原からの本格的な山岳が空気も薄く厳しいので、何度も自分に「おさえて、おさえて」と言い聞かせながらすすむ。
    スタートから4km程で大又山荘から林道に入る。
    かなり登りを強化したつもりだったが、やはり傾斜がきつくなるとジワジワとおいていかれる。
    しかしここでオーバーペースになるとこの後地獄を見ると解っていたので無理に着いていこうとはせずに淡々とマイペースを貫く。

    ゲレンデに出るとストック解禁。このレースの為にポチったランネットショップオリジナルのネイサンベストパクリ丸出しのMATOI2にゴムバンド加工して胸の所にストックを装着できるようにしていたのは抜群で、走りながらすぐに取り出し、全くストップなしでストックを装備し、ストックを使用しながらのクライム開始。だが、周りのランナーがとても速い。ゲレンデのきつい登りできっと挽回できると思っていたが・・・
    やはりまだまだトップグループ争いをするレベルまでには来ていない。

    必死にストックを使い、メイングループに必死についていくが、やや自分にはオーバーペース気味。
    無理すれば着いていけるが、田の原以降の本格的岩山に入ってから減速する事が目に見えるので、勇気ある撤退作戦やむなしと判断。
    女子1位のランナーとしばらく同じグループだったがジワジワとはなれる事に。
    無念。まだまだ登りが弱い。もっと筋力アップしなければ。いつも呼吸は余裕が有るが足が悲鳴を上げだしてしまう。
    体重も昔のベストより5kgまだ重い。筋力を上げつつ体重を減らす必要はまだまだ有りそうだ。
    それでも、今年トレランデビューしてから8ヶ月で10kg減らして来た。1年でマイナス12kg目指して頑張ろう。

    ゲレンデ出口手前の数百mは激坂。オーバーペースには気をつけながらも全身使って頑張る。
    出口で90番手ぐらい。くそ〜、予定より後ろだ。70番手以内で登りたかった。登りが弱い。ストックも使っているのに・・・ストックなしだったらもっと後ろだ。

    ここまで持参した補給はほとんど手を付けていないので、ハイドレに入れたジェルを飲み始める。
    田の原のエイドは水を少し口に含むのみで速攻出る。鳥居をくぐり、いよいよここからが本番。フラット区間も頑張って走るがジワジワ登り始めるとたちまち体が動かなくなってくる。酸素が薄い。
    ここで少しでも呼吸を整えないと、ここからの登りで体がストッピングしてしまうので、ペースを落とし呼吸を整える。
    雨は降り続き、道は川のようになっている。木の階段や岩もスリッピーで神経を使う。

    だんだん木がなくなってくる森林限界付近、風を防ぐものがなくなり冷たい雨と風が吹き付ける。寒さのせいか酸欠のせいか体が思うように動かない。頭で出している信号と体の動きがマッチしていない感覚。
    うごけ〜うごきやがれマイボディ!!
    試走の時より遅い感じがしていた。

    体がどんどん冷えて危険な感じに。自分は低体温症の経験が無い。まだまだ行けるのかもしれないが、これから暖まっていくと言う事は無いと判断し、とまってレインウェアを着る。レインウェアと言ってもゴアテックスのようなしっかりしたものではなく軽量の最小限雨の侵入を防ぐバイクウェアで防寒には乏しい。それでも直接雨に濡れた体に風がこないのでだいぶ暖かい。

    手がかじかんでしまい着脱に時間がかかってしまった。その間に女子2位の選手にも抜かれる。
    自分はいつも女子1位か2位の選手に勝てない。今回こそ女子1位に負けないと言うのも実は密かな目標だったのだが・・・。女子1位2位の選手はいずれもランニングシャツにアームのみでこの寒さの中突き進んでいる。たくましい。

    8合目あたりから体が動きだす。不思議なものだ。さっきかっぱを着ている間に抜かされたランナーを抜きかえす。
    9合目をすぎ頂上まであと300mぐらいにきて、さらに暴風雨になり、また寒くなる。
    この寒さでお鉢に突入したら間違いなく危険だと判断し、もう一枚持って来ていたウィンドブレーカーを着込む。
    ここでも手がかじかんで手間取る。
    ストックもがれがれの道で使い辛いので折り畳んでバックに装着。これも異様に時間がかかってしまった。
    この間また女子2位の選手に抜かれる。

    王滝頂上に着き、ここのエイドも止まらずにパス。一気に剣が峰を目指す。
    気持ちは萎えていない。お鉢巡りが勝負だと心に決めていた。
    お鉢巡りのようなテクニカルな下りと長くない登りを繰り返すコースが今の自分には最も力を発揮できる。上りっ放しが続くとどうしても筋力不足で減速してしまうが、回復時間があるとそれなりに良いペースで行ける。

    王滝頂上を抜け剣が峰、最高地点へ向けての稜線。 凄まじい突風が!!
    ぬおおおお!!とばされる〜
    バチバチと顔にあたる冷たい雨。ひょっとしてみぞれ?
    手はもはや感覚がない。私は寒さ対策で薄手ながら指長グローブを装着しているがそれでも手はもう動かない。
    素手のランナーはヤバかっただろう。
    剣が峰への登りでトップのランナーたちが下って来た。はや!!相馬選手のかっこいい走りを初めて見た。
    すごい速さで下ってゆく。

    後100mぐらいで頂上と言う所で下ってくるランナーが「お鉢巡り中止!剣が峰で折り返しですー!」と叫んで来た。
    正直ほっとした。この暴風の中剣が峰を超えるのは本当に危険。賢明な選択だっただろう。
    特に後ろの遅いランナー程長い時間この寒さにさらされるので、よけいに危険である。
    体感的には5度を下回っていたと思う。

    剣が峰に着き、ヘッドランプを確認し下り始める。
    よ〜し、お鉢なしは残念だが、下りを頑張ろうと言う気合いが入る。
    ガレガレで岩ゴロゴロのかなりリスキーな下りだが、攻めまくった。

    寒さで山小屋やお土産屋に避難しているランナーも多く、たぶん30人以上は抜いた。
    早く下ればそれだけ早く寒さからも解放される。
    上で山小屋に避難しても、着替えが有る訳でもなく、山小屋を出ればまた寒い。
    最前の解決策は少しでも速く標高を下げる事と判断。

    ここまでどこのエイドもほとんど止まらず、どんどん下る。
    さすがにちょっとガス欠が心配になり、ハイドレにしこたま入れて来たエナジージェルをこまめに補給し、ハンガーノックを防ぐ。極寒のなか頑張って来たので相当な糖分が失われているはず。下りでは積極的にジェルを取った。

    ゆっくり下ると体温が下がってさらに寒くなってしまうので、こけないように気をつけながらも攻めまくる。
    田の原までの下りでは誰にも抜かれず10人ぐらいは抜かした。
    登りで離された女子2位の選手も抜いた。

    結構あっという間に田の原エイドに到着。気温もだいぶ上がり、カッパとウィンブレ2枚を脱ぎ、ランベストMATOI2に無理矢理押し込む。
    目の前にちょうどパワーバーがあったのでひとかけら頂き、すぐに下る。
    今日最長のエイドストップ。1分半ぐらいか?

    苦手なゲレンデ下り。ひたすら続いた雨で超スリッピー。
    サロモンスピードクロスの選択は大正解だった。このシューズで滑るなら、他のすべてのランナーが滑るはず。
    それぐらいウェット性能には絶大な信頼を置いている。
    ロードを走るとあっという間にかかと外足のブロックが減ってしまうと言う弱点が有るが、悪路の走破性は本当にすばらしく、愛用しているシューズだ。
    またカットがローカット度ミドルカットの間ぐらいで、足首のホールドがよく、穴などでグネリそうになっても結構サポートしてくれる感じがある。
    レース後半の疲れて来た時の下りで怪我をしない為にも一役買ってくれる。

    泥セクションでは滑った痕跡が至る所に。注意しながら進む。
    急な下りは体重が重く筋力が弱い自分には本当にきつい。つま先に靴があたり始め、爪が死ぬ予感。
    いまいち攻めきれない。本当はもっと行けるのかもしれないが怪我が怖い。

    このゲレンデで二人に抜かれた。
    ゲレンデ出口のエイドで28番目と言われる。
    「え!!28番!!」
    びっくりした。
    登りの田の原で90番と言われた自分はいつの間にか60人抜いたのか???
    信じられない。
    でもこの時は何の情報も無く、自分は嬉しい驚きで一気にテンションがあがった。
    初の20位台が見えて来たのだ。
    「絶対に20番台でゴールする」

    目標はロックオンされた。

    ここからは最後のトレイルへ入っていく。
    大又まで試走していたが、試走とルートが違い若干迷うが前のランナーに着いていく。
    ゲレンデで抜かされたランナーが自分の前20mぐらいを進んでいる。後ろにランナーは見えない。

    しばらくゲレンデの林間コース的なルートを進む。草刈りしたばかりのルートで、おそらく試走時には通れなかったのではないだろうか。傾斜もだいぶ緩くなり走れるようになって来た。
    しかし前のランナーも速く、ジワジワとはなされる。
    自分も頑張るが追いつけそうになく、だんだん追いつこうと言うモチベーションが消えていく。
    そうこうしているうちに、突然後ろから一人現れ抜去られた。
    かなりのハイペースで着いていく事が出来ない。

    まずい、29位だ。目標の20番台が危ない。
    これ以上は抜かれまいと必死に自分に鞭を打つ。
    足が痛い。レース後半特有の筋疲労と足の痛みとの戦いだ。
    ロキソニンを投入する。
    ゴールまで持ってくれ。

    最後のトレイルに入る。ここも試走と違うトレイルだ。でも杉の森の中を抜けるとても走り安いシングルトラックで気持ちがあがる。
    前にも後ろにもランナーは見えず。自分との戦い。
    足の痛みを和らげる為にペースは落としたい。でも目標を達成する為には一つでも前を目指さなくては。
    小さなアップダウンもすべて走る。

    途中から試走ではしったトレイルに入った。やはり知っているコースは安心感が違う。ペースがあがる。
    後1km程で最後のロードに入る。
    過去の参加者のブログなどを見ると、この最後のロードがきついと口々に言っていた。

    沢に架かる木の橋をドカドカと音を立ててはしり下りトレイル出口を目指していると、頭上から「ドカドカドカ!」

    何と50m後ろに一人のランナーが迫っていた。
    彼に抜かれたら30位。念願の初20番台は達成されない。まずい。
    後ろのランナーの方が明らかに勢いが有る。
    トレイルラストはつづら折れの下りが続く。
    後ろのランナーを確認しながら下るがどんどん迫ってくる。

    自分も確認した最後のエイドでは順位が告げられているはず。だから後ろのランナーも自分を抜けば20番台でゴールできる事を知っている可能性は大。

    トレイルの出口が見えた!必死にペースをあげるが後ろはもう10mぐらいまで迫って来ている。
    駄目か?

    最後のロードに出た。あと4km。
    トレイルに比べて傾斜の緩いロードは予想外に走りやすい。固い路面で修行ランになるかと思っていたが体が動く!
    ペースをあげる。予想外に体が動きkm4分台は出ている。
    後ろを気にせず、自分のベストを尽くそう。
    通勤ランでつまらないフラットのペース走はしこたまやって来た。

    通勤ランのおかげかペースをあげられる。最後垂れても仕方が無い、出し切ろう!!
    自分のペース配分に集中してフォームを意識して可能な最大限のペースで走る。
    最終エイドはもちろんパス。全力で走り抜ける。
    ここでもう一度後ろを振り返ると、一気に差が広がっていた!
    よし!!いける!!

    多分後ろのランナーはトレイル区間で自分に追いつく為にかなり無理をして来たようで、ロードに出て一気にペースが落ちていた。

    初めての20番台が見えて来た。気持ちがあがる。全身痛むが気持ちは切れていない。
    後2kmぐらいか。出し切れ!出し切れ!そう言い聞かせて走り続ける。
    km4分半ペースは出ていると感覚で解った。

    するとゲレンデで抜かれ引き離されたランナーが前に見えて来た。まさか見えてくるとは思っていなかったのでさらにテンションアップ!!無理かもしれないが、目標にして追いかける。
    明らかに差はどんどん詰まっている。前のランナーの足取りが重い。
    だがまだ200mぐらい有るように見える。
    とにかく追っておって追いまくった。

    さらにもう一人前にいる!!おいつけるか??

    すべてを尽くしておった。足は思うように前に出なくなって来たが必死に腕を振って足を前に出す。
    後で記録を見たらラスト3kmはkm4分15を切っていた。
    ゴール前400m、一気にスパートし前のランナーをついにとらえ一気に抜去った!
    さらにもう一人が目の前に!
    しかし気がつき彼も猛然とラストスパート!
    あと5mまで迫ったが追いつけず、28番目にゴール!!

    ゴールの時計は4時間40分台を表示していたように思う。
    (自分は時計やGPSウォッチを持っていないので正確な記録が解らない)

    ゴール後吐きそうになった。
    出し切った。
    無惨なキタタンの敗北の悔しさを取り返した気がした。
    やった。

    ちゃんと練習し、準備して出し切る。
    達成感、充実感が違う。
    うれしい。
    素直にそう思った。

    足はガクガク、頭は酸欠でくらくら。でも出し切った充実感に満たされていた。
    おんたけ最高!

    でも来年こそは快晴の中、あの絶景お鉢巡りをしたい。
    フルコース堪能したいと思った。

    山の神様、怪我も無く無事ゴールできてありがとうございました。
    また来年よろしく御願いします。

    あとこの悪天候の中、大会を運勢してくださったスタッフの皆さん、このばを借りてお礼申し上げます。
    あの寒い中、エイドや選手の誘導など、本当に頭の下がる思いです。
    これからもすばらしい大会の運営をよろしく御願いします!


    まだ、つづく・・・なぜならば・・・

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    御嶽スカイレース 結果

    • 2013.08.25 Sunday
    • 23:50

    まさかの5時間切り!28番目にゴール。
    確かに、ミラクル28番目にゴールしました。
    出し切りました。ベストは尽くせたかと。

    しかしひどい天気で、来年こそは晴れて絶景のお鉢巡りをしたいです。
    天気は残念でしたが、この大会はコースも素晴らしいしぜひ来年もチャレンジしたいお気に入りとなりました。

    しかしトップ10選手の速さは神がかってますね!

    つづく...

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    再度 おんたけスカイ 試走

    • 2013.08.13 Tuesday
    • 21:26
    最後の試走。
    今回はほぼフルに近い、清滝から林道入口の登りルートと下りルートの合流地点から試走。
    ヤマレコのログで確認しながら進むが、途中でどうしても道が無くなりロスト。別ルートで修正。











    五の池小屋は綺麗でいい感じです。

    お鉢巡りは快晴で最高のランができた。高地にも前回よりだいぶ慣れた感じが。

    今回はボトルポーチでは下りで揺れて不快、ハイドレバッグはいように肩が凝る、と言う悩み解決のために、ランナーズでポチッた、ランベスト MATOI2をテスト。 過去最高の走りやすさ。大会はこれで行くことに。
    シューズも登り重視で軽量な(しかも安い5049円)アディダスduramo5TRをテスト。問題なかったが、がれ場やゲレンデ下りのトラバースなど、若干不安もあり、スピードクロスと迷う。
    しかし、岩飛びでスピードクロスのトレッドが激しくダメージを受けるのが立証済みで、もったいない気もする。
    どちらにするか迷い中。

    帰路で木曽福島のせせらぎの四季なる日帰り温泉へ。前回の木漏れ日の湯は偉い狭かったが、こちらはだいぶ広く、食堂の豚キムチ丼もサラダ味噌汁付きで美味しかった!

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    おんたけスカイレース試走 美山ガールいっぱい

    • 2013.07.29 Monday
    • 08:53
    仕事を夜10時に上がり、車で御嶽へむけつっぱしり、AM1時半諏訪湖で力つきワゴンのリアシート倒して車中泊。
    どうせ、よく眠れずにすぐ起きるだろうと思っていたら、朝6時半まで熟睡。

    焦って飛び起き、出発。
    もう近いと思っていたが、御嶽の鳥居が有る田の原までまだ140kmもあり、ナビは11時到着予告。。

    まずい。あしたも仕事。できるだけ早く帰って寝ないと。

    田の原までかなり頑張り9時ごろ到着。
    駐車場はほぼ満車で、多くの登山客で賑わう。

    今回はあくまで試走なので、田の原駐車場からコース通りにゲレンデを直滑降。
    流石にこの区間を歩いている人は皆無。

    御嶽山登山口 2240m


    御嶽2240スキー場を直滑降し、折り返してまた登る。スズメバチが交代交代して、常に一匹私を監視して恐ろしかった。


    結構晴れていましたが、写真ではそう見えないですね。。

    ガレガレの岩ゴロゴロでとても走れません。
    ストックも使いづらい。

    2時間ぐらいで登頂。酸素が薄くちょっとオーバーペースになるとたちまち笑えるくらい足が止まりました。酸素のありがたさを改めて痛感。


    山頂には美山ガールがわんさか。写真はとってませんが、、
    素晴らしいですね。

    頂上ではビックサンダーを食べてすぐにお鉢めぐりコースへ。かるーくまわってくるつもりでしたが、、、

    ミスコースして逆回りしてしまい、最後に剣が峰を登ることに。頑張って走れるところは走ったので、頭がクラクラ。滑落しそうで怖かった。

    明らかに丹沢の山とは訳が違うスカイレース。険しさが桁違いです。

    霊場としても有名な御嶽山。納得の景色。

    クタクタになってお鉢巡りして、下り。岩ゴロゴロの岩飛びダウンヒル。
    転倒したらただでは済まされないですね。今までのトレラン史上MAX危険です。

    何とか4時間半ぐらいで田の原に帰りました。

    帰りはおんたけ休暇村の こもれびの湯 によった。 赤茶色の激しくサビくさい温泉でしたが、源泉掛け流しで効能はありそうです。 お風呂はかなり小ぶりでしたが、かなり分かりにくい奥地に有るので、この時期でも芋洗にはなっていませんでした。

    明日も仕事なので頑張って帰宅し12時半になんとか家路につきました。

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